出版社内容情報
その町では、海から帰ってくる者がいるという──。
東日本大震災から九年。当時岩手に住む小学生だった宏太は、父とともに静岡に避難し、親戚のもとに身を寄せた。
「故郷を捨ててきた」。その思いにさいなまれながらも、宏太は父の死をきっかけに故郷を訪れ、かつて家族同然だった老婆・砂婆に「楓を助けてやってくれ」と頼まれる。
謎の男に追われる幼い少女・楓は何かを探しているようだが……。
劇場アニメ映画化された『岬のマヨイガ』のアンサー作品!
岩手県出身、盛岡市在住の児童書の大家が「東日本大震災」で遺された者を描く。
何が人を故郷に惹きつけるのか?
人の生きる意味に迫る、少し不思議な町のお話。
内容説明
東日本大震災から九年。当時岩手に住む小学生だった宏太は、父とともに静岡に避難し、父の知人のもとに身を寄せた。「故郷を捨ててきた」。その思いにさいなまれながらも、宏太は父の死をきっかけに故郷を訪れ、かつて家族同然だった老婆・砂婆に「楓を助けてやってくれ」と頼まれる。謎の男に追われる少女・楓は何かを探しているようだが…。「海から帰ってくる者がいる」という伝説が残る、少し不思議な町のお話。
著者等紹介
柏葉幸子[カシワバサチコ]
1953年、岩手県生まれ。東北薬科大学卒業。『霧のむこうのふしぎな町』(講談社)で第15回講談社児童文学新人賞、第9回日本児童文学者協会新人賞を受賞。『ミラクル・ファミリー』(講談社)で第45回産経児童出版文化賞を受賞。『牡丹さんの不思議な毎日』(あかね書房)で第54回産経児童出版文化賞を受賞。『つづきの図書館』(講談社)で第59回小学館児童出版文化賞を受賞。『岬のマヨイガ』(講談社)で第54回野間児童文芸賞を受賞。『帰命寺横町の夏』で2022年バチェルダー賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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anne@灯れ松明の火
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