どうしようもなく辛かったよ

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どうしようもなく辛かったよ

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  • サイズ 46判/ページ数 200p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065328224
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報


第17回小説現代長編新人賞受賞作
受賞時高校三年生。現在大学一回生。

選考委員絶賛!
一つずつの感情を丁寧に掬い上げて、かつ容赦なく紡いである。 ――朝井まかて
最後の場面に、時を超えて自分の中学生時代を思い出しました。 ――中島京子
若さの身勝手さ、残酷さ、幼さゆえの気取りまでをストレートに描ききっている。 ――凪良ゆう
思想があると感じさせられる。 ――宮内悠介
この物語には、心に突き刺さる得難いセンスがある。 ――薬丸岳

青春の輝きとそこにのびる影、苦み
「特別になりたい」「ルールを破りたい」少女たちの卒業までの日々が、始まった。

あらすじ
「特別になりたい」と願う中学生の若菜は、日々、バレー部での練習に明け暮れていた。しかし三年生になると、顧問の異動によってチームは大きく動揺してしまう。若菜の「ある提案」によって落ち着きを取り戻したチームは、最後の大会へ向かうのだが――。
夏から、少女たちは「それぞれの最終学年」に直面することになった。学業優秀な真希、学校を休み続ける愛美、裏と表をうまく使い分ける桜、ルールから逸脱することができないくるみ。部活というつながりを失った少女たちが隠してきた本心、我慢してきた関係性。少女たちの卒業までの日々が、始まった。


内容説明

「特別になりたい」と願う中学生の若菜は、日々、バレー部での練習に明け暮れていた。しかし三年生になると、顧問の異動によってチームは大きく動揺してしまう。若菜の「ある提案」によって落ち着きを取り戻したチームは、最後の大会へ向かうのだが―。夏から、少女たちは「それぞれの最終学年」に直面することになった。学業優秀な真希、学校を休み続ける愛美、裏と表を上手く使いわける桜、ルールから逸脱することができないくるみ。部活というつながりを失った少女たちが隠してきた本心、我慢してきた関係性。卒業までの日々が、始まった。

著者等紹介

朝霧咲[アサギリサク]
2004年愛知県生まれ。『どうしようもなく辛かったよ』で第17回小説現代長編新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モルク

116
中2の三学期から卒業までの女子バレー部員を描く。特別な存在のチームメイト、自分達の関係を保ちそしてレギュラーを渡さないためあえて下級生の入部を阻止してきた。小さな狭い空間の中で自分達はなかよし、みんな大好きと言いながらも実は様々な負の感情を持っている。嫌われたくない、ぼっちになるのを恐れている。何気ない言葉に傷ついたり傷つけたり、或いはそんなつもりはないふりをしてあえて傷つける。いろいろあった中学時代、残酷なのが青春なのだ。現在大学生の著者が17歳で書いた作品、まだまだ延び代がいっぱいだ。2024/02/02

J D

89
 あー!そういうことだよね。果たしてどれだけの人が中学生時代に戻りたいと思うのだろう。私は戻りたくない。ここに登場する女子中学生たちのヒリヒリした生々しい中学生活が懐かしいような、二度と思い出したくないような感じ。嫌いではない。ラストに登場するくるみちゃんに共感した。年をとってもこういう感覚あるし、わかる。集団の中の孤独。心理的安全性を担保できない社会。なんだか、しみじみと没入できた読書でした。なかなか、おすすめです。2023/11/29

美紀ちゃん

75
バレー部員7人などの中学3年生のリアルな学校生活。仲間にどう思われているか?が気掛かりな、くるみ。でも卒業式に仲間をハッキリ嫌い!と素直に思えてそれはそれで良いと思う。卒業の日に、「バレー部最高!」って言いながら笑顔で写真を撮るが心の中は「あなた達が嫌で仕方がなかった」と言っている。そのモヤモヤがどうしようもなく辛かった。卒業という節目でモヤモヤから解放されて良かった。奥付を見て驚く。この作品は第17回小説現代長編新人賞の受賞作。デビュー作で、当時高校3年生。現在は京都大学の学生。朝霧さんに注目したい。2023/10/22

itica

73
中3の頃の私もこうだったのかな?と思い返してみる。部活、部活、それが終われば受験一色。あの頃は目に見える世界がすべてで、その中で笑って泣いて悩んで憤って。ここでは仲の良い部活仲間それぞれの本音が綴られていて、言わば裏の顔を覗いているような感覚だった。集団生活を乗り切るには「合わせること」が大事。私たちはそれを嫌と言うほど学んできた。ぼっちにならない為に、いじめに遭わない為に。人間関係に心を砕きながら生きて来たし、これからも続くだろう。ほんと、厄介だよね。 2023/11/17

ナミのママ

73
まさに青春!中学2年の終わりから卒業式までの1年間を描いた作品。バレー部でつながっていた女子中学生、突然の顧問の異動、来年は廃部という現実、最後の試合。いじめられることを気にしてペアを組んだり、特別になりたかったり、様々な本心を隠して送る日常からはもやもやした思いが伝わってくる。大人から見れば、ささいなことでも彼女たちにはそれがすべて。頑張れと応援したい。丁寧な描写と心情を綴っていると思ったら作者は受賞時に高校三年生とのこと。楽しみな新人さん。【第17回小説現代長編新人賞】2023/10/25

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