講談社文庫<br> 忌み地〈4〉―怪談社奇聞録

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講談社文庫
忌み地〈4〉―怪談社奇聞録

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065327876
  • NDC分類 147
  • Cコード C0193

出版社内容情報

そのマンションはトラブルが日常茶飯事で、飛びおり自殺や首吊り自殺は何度もあった。

「あれ、人間かな──」
次の瞬間、ばちんッ、と大きな音が響いて、あたりが真っ暗になった。

死を決意して訪れた樹海で体験した戦慄の一夜。
アウトローが出入りするマンションで押入れから聞こえる音の恐るべき正体。
ひとりでに路地を移動するスーツケースと実際の事件との奇妙な一致。
怪談社の糸柳寿昭と上間月貴が取材した怪異を、福澤徹三が書きおこす怪談実話シリーズ第4弾。

内容説明

死を決意して訪れた樹海で体験した戦慄の一夜。アウトローが出入りするマンションで押入れから聞こえる音の恐るべき正体。ひとりでに路地を移動するスーツケースと実際の事件との奇妙な一致。怪談社の糸柳寿昭と上間月貴が取材した怪異を、福澤徹三が書きおこす怪談実話シリーズ第4弾。

目次

竜宮洞穴
火葬場に続く坂道
Wくんのライン
K病院まで
生首
祈願
通夜
病室の着物
帰宅
かわいいおじちゃん
悲鳴
東十条の乗客
帰還
ウォーキング
きれいな部屋
花嫁と少年兵
お帰りください
十字路
床下の音
ペンションの顔〔ほか〕

著者等紹介

福澤徹三[フクザワテツゾウ]
小説家。怪談実話からアウトロー小説、警察小説まで幅広く執筆。2008年『すじぼり』で第10回大藪春彦賞を受賞

糸柳寿昭[シヤナトシアキ]
実話怪談師。全国各地で蒐集した実話怪談を書籍の刊行やトークイベントで発表する団体「怪談社」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ma-bo

85
忌み地第四弾。四の当て字として屍。何故か第二弾だけ読了済。怪談社の糸柳さんと上間さんが全国各地のいわくつきの土地、場所を取材。それを元に作家福澤徹三さんが書き起こした怪談実話集。表紙の圧が凄い🫠2023/11/08

眠る山猫屋

53
淡々と怪異は起き続ける。日常の翳で起きている不思議で不吉な出来事の数々。時折散見する樹海の怪異。この巻の末尾を飾る樹海の話は怖いな。樹海ですれ違った人たちはなんだったのだろう・・・。2023/10/18

あたびー

45
朱雀門さんが語ったという黄色いスーツケースの話は怖かったですね。タクシーに乗る幽霊はどうしてみんな座席を濡らすのでしょうね?樹海の一斉探索は「かつて行われていた」とありましたが、今はやらないのでしょうかね。その筋の方が誰かから預かったカバンの中に「チャチャチャ」と言う肉塊のようなものが入っていたとか、すごく怖くて面白いですね。女神像はその後どうなったのでしょう?アフリカの彫刻は上間さんが引き取ったそうですが。2023/09/09

モモ

42
今回もなかなか怖い。四谷付近の暗闇坂と闇坂の怪談が興味深い。飛び降りた人を見たと思い、警察をよんだが姿はない。警察の「きょうのはちがう」という言葉が怖い。千葉の「おせんころがし」の話も怖い。樹海で遭遇する生きているのか死んでいるのか分からな人たちの話も怖い。今回も怖い一冊でした。2023/12/10

ぽろん

32
実話系とは思わず、病院の待ち時間に読み始めた。場所的に気分が下がってしまって、途中でリタイア。読むタイミングが悪かったなあ。いわく付きの土地は、行くものではない。2024/03/09

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