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出版社内容情報
底辺男子校・千鳥高校に通う凛太郎と、お嬢様校・桔梗女子の薫子。ある休日、夏休み明け久々のデートを楽しむ凛太郎と薫子だったが、その様子を桔梗女子の友人4人に目撃されてしまう。彼女らは薫子を心配し、付き合うことを反対するが、千鳥に偏見を持たない柚原まどかの存在により、ついに凛太郎たちと会う決断をする。隣接する二校の相容れぬ深い溝、その行方は──…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたー
13
★★★★★好きな子の為ならば自分のポリシーとか信念とか、今の自分を形作る要素すらも捨ててしまえることができるのか…ちょっと覚悟が極まり過ぎていてとても高校生には思えないな、凛太郎。2025/04/03
かなっち
10
凛太朗君と薫子ちゃんのデートを目撃されて、お嬢様学校の友人に反対された2人。理解を得ようと、友人たちと会うことになった…緊張感でいっぱいだった第9巻です。ですが、このシリーズの信念なのでしょうか、全く悪い人が出てきません。彼らを直ぐに理解してこちら側で説得する人。友人を信じて認める人や、ぶつかって認め合えた人。いやはや眩しすぎて、とうの昔に青春が終わった身としては…むず痒さでいっぱいになりました(苦笑)。でも何とか理解し合えたようで、次巻のお食事会がとっても楽しみです。2023/09/19
さとみん
9
毎回これしか出てこないけど、本当になんていい子たちなのーー!!!自分の嫌な面を自覚して、そこから目を逸らさずにいるなんて大人でも難しいのに。さらに目の前に責めていい相手がいたら、全力で石を投げる人も少なくないのに。この子たちは自分を直視した上で、相手に謝ることが出来るのが心底凄いと思う。そして今回の表紙!「もういいんだ」に私が泣きそうだった。正反対に見えて似た者同士な二人が出逢ってここまで来たことが感無量。2023/08/10
葉鳥
6
誤って8巻を飛ばしてしまった…。薫子の友達と凛太郎たちが改めて顔合わせをして距離を縮める巻。自分の心を守るために下を見て安心する気持ちはわからないでもない感情だな。思わず溢れてしまった負の感情を真摯に受け止めるみんなが心清らかで心が洗われる。毎度思うけど、なぜここまで固定観念的に両校の溝ができたんだろうか。2023/11/02
こころのかおり
5
自分の固定観念を捨てるのって、高校生でも難しいと思うのに、このお話の子ども達は本当にきもちがやわらかくて綺麗だな。また理解者の増えたお嬢様学校とヤンキー高。先生達大人の方が毛嫌いしてる印象だし、どうなっていくのかな2023/09/25