出版社内容情報
朝、目がさめたら、体がとてもおおきくなっていたリス。ジャンプをすれば、となりの山までひとっとび。山のむこうに、遊園地をみつけると……。おおきくなったリスの、とくべつないちにち。
2021年に第42回講談社絵本新人賞を受賞した、伊佐久美氏。そのデビュー作『タコとだいこん』は、第15回MOE絵本屋さん大賞新人賞2位に入賞し、大変話題を呼びました。注目の第2作は、シュールでキュートでおおらかな、味わい深い絵本です。
*読み聞かせ 2さいくらいから
*ひとり読み 3さいくらいから
内容説明
あさめがさめたらおおきくなっていたリスの、とくべつないちにちがはじまります!
著者等紹介
伊佐久美[イサクミ]
1970年生まれ。東京造形大学デザイン学科卒業。製版会社、デザイン事務所勤務を経て、2002年よりぬいぐるみ、雑貨等の制作・販売をしている。2021年、第42回講談社絵本新人賞受賞作『タコとだいこん』でデビュー。同作で第15回MOE絵本屋さん大賞2022新人賞第2位入賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶち
75
朝、目が覚めたら大きくなていたリス。ジャンプしたら山をひとっ飛び "ピョン ズシン ピョン"。お腹が空すいたら木を丸ごと食べちゃう "バキバキバキ ボルボリ"。喉が渇いたら湖の水を飲み干しちゃう "ゴクゴクゴク"。そんなリスが見つけたのは、山の遊園地。体が大きくなったので、遊び方も豪快です。観覧車で "ビュン ビュン ビュン" と回る。キュートです。愉快です。 色が綺麗で、のびのびとした絵が魅力的。次回作も楽しみです。2025/06/14
anne@灯れ松明の火
27
デビュー作「タコとだいこん 」が面白かった伊佐さん。2作目も、リア友さん、読友さんご紹介で気になっていたがなかなか出会えず、とうとう予約。やっぱり面白かった~~! リスが原因不明の巨大化(笑) でも、慌てず騒がず、普段通りの行動をするのだが、当然ながらスケールが大きくなる。言葉は少なく、大胆な絵。表紙がどうして遊園地なのかなあと思っていたが、読んでみて納得。そのページで、ひとりで声を立てて笑った(笑) 青い鳥ならぬ緑の鳥が、とてもいい働きをしていた♪ 2:352024/04/27
k sato
26
まさにダイダラボッチの出現です(;´д`)広大な森林でリスが巨大化しました。山の木を引っこ抜いて食べる様子は、まさに人間がブロッコリーにかぶりつくようなもの。ズシン、ズシン。なぜか山中に遊園地。ジェットコースターで滑走したり、観覧車を猫のルームランナーのごとく漕いだり・・・ある朝目覚めたら巨大化していたリス。果たしてその結末は・・・クレヨン画が良い味出しています。リスだけ見ていると可愛いけれど、周囲と比較すると怪獣(;´д`)リスにとっては特別な楽しい時間だったのかしら?2024/01/03
うとうと
11
朝、目がさめたら、からだが大きくなっていたリス。向こうの山までひとっ飛び。おなかがすいたら木を丸ごとボリボリ。遊園地を見つけると。。/ ゴジラサイズなのに、リスだとなんだか可愛い。遊園地でも、リスらしい遊びかた!楽しかったね。2024/07/26
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
9
リスが目覚めるとなぜか巨大に!気にもせず1日を楽しく過ごす。文字は少なめだけれど、巨大になったリスがダイナミックに行動する姿が絵だけで伝わる。ラストは安定の…。2024/02/22