出版社内容情報
女の毒が体内に入り、蝕まれていく--
簡易宿泊所で暮らす晴男はレイプ現場を中年女性・優子に目撃され、彼女の家につれていかれる。
そこには同じ格好をした十名ほどが「家族」として暮らしていた。
おぞましい儀式を経て一員となった晴男は、居住者は優子に虐待されていることを知る。
一方、区役所で働く北島は、中学時代の初恋相手だった愛香と再会し「家族」での窮状をきく。
北島は愛香を救い出す可能性を探るが、“悪魔”が立ちはだかる。
内容説明
晴男は中年女性・優子にレイプ現場を目撃され、彼女の家に連れて行かれる。そこは、同じ格好をした男女10人ほどが「家族」として暮らす異様な一軒家だった。一方、区役所で働く北島は、初恋の女性・愛香と再会、「家族」の悍ましい実態を聞く。北島は愛香の救出に動き始めた。ミステリーの名手が放つ衝撃作。
著者等紹介
我孫子武丸[アビコタケマル]
1962年、兵庫県生まれ。京都大学文学部哲学科中退。同大学推理小説研究会に所属。新本格推理の担い手の一人として、’89年に『8の殺人』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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