出版社内容情報
「仕事が終わらない」「成果を上げられない」「残業が多すぎる」「上司とうまくいかない」などなど、社会人にとって仕事の悩みは尽きない。ある調査によれば、「仕事の内容」は3年連続で、「上司との人間関係」は4年連続でトップ5に入る結果となり、これらが多くのビジネスパーソンの悩みになっていることがうかがえる。また、「残業時間の多さ」にストレスを感じる人も多いが、最近では、現場をよく知らない会社の上司から「残業をするな」、「(仕事が終わっていなくても)定時に帰れ」といったような、長時間労働を改善するための対応策がないまま業務を切り上げるよう強制される“ジタハラ”(時短ハラスメント)が問題となっており、「隠れ残業」や「仕事の持ち帰り」が生じている。このように、業務効率化に注力していない、中身のない制度をとりあえず取り入れて日々の業務に取り組むことによる弊害に苦しむビジネスパーソンは多い。
そこで本書では、「トヨタのカイゼン」をベースとした「アジャイルワーク手法」によって多くの企業の生産性を向上させた戸田孝一郎氏が、業務を圧倒的に効率化させる「アジャイルワーク」のすべてを徹底解説。戸田氏は本家本元のTMS&TPS検定協会(トヨタOBが主宰する団体)にて理事並びに指導講師に認定されるといった実績も持つ。アジャイル開発手法の大手企業への導入指導・プロジェクト支援を実施しており、その経験の豊富さを武器に、理論面だけでなく実践的な指導として「現場主義」の重要性を徹底指南。アジャイルの不可欠な要素となる「見える化」、「振り返り」、「ダンドリ」、「タイムボックス」、「チーム」という5つの要素をわかりやすく解説。仕事に追われる社会人たちを解放するためのノウハウを完全網羅した1冊である。
内容説明
この1冊で、個人も組織もガラッと変わる!トヨタ式“カイゼン”を超進化させた、知られざる「アジャイルワーク」のすべて。
目次
序章 「アジャイルワーク」とは何か?
第1章 「アジャイルワーク」は何をもたらすのか?―日々の仕事に潜む「ムダ」は、なぜ生まれるのか
第2章 「アジャイルワーク」の基本を学ぶ―5つの要素で素早く仕事に取り組み、こなす
第3章 アジャイルワーク実践編―ビジネス現場への具体的な活用例に学ぶ
第4章 アジャイルワーク事例編―アジャイルワークをいかに企業に導入し、成功へと導くのか
終章 アジャイルワークが目指すもの、そして変えるもの
著者等紹介
戸田孝一郎[トダコウイチロウ]
株式会社戦略スタッフ・サービス代表取締役、一般社団法人TMS&TPS検定協会理事、アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験コンソーシアムステアリング・コミッティー&検定試験出題リーダー。40年にわたりIT関連でベンダーとユーザー(CIO)の業務経験を有し、ITに関わるほぼすべての領域でのコンサルテーションを提供する。特にユーザー企業へのIT戦略の立案&実施プロジェクトの支援に実績を持つ。現在は2007年より取り組んできた機能横断型チームのIT開発人材の育成とアジャイル開発手法の大手企業への導入指導。プロジェクト支援を実施(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。