出版社内容情報
勤め先の倒産で、横浜市中区にある横浜ポートシティ不動産に勤めはじめた浜野マリ。けれど勤め先の社長は一見なにも仕事をしていないようで、夕方から車内でお酒をのみはじめるという変わった人物。1週間くらい会社に顔を出さない期間もしばしばだ。しかしそんな社長のもとにさまざまな人々が訪れ、社長と話をしたあとは笑顔になって帰っていくのを、マリは不思議に思っていた。
そんなある日、ポートシティ不動産に弱々しげなひとりの老婦人が訪れる。彼女は2か月前に急逝した地元の大地主永田金蔵の妻、永田君子で「資産家だった夫が急逝したことで相続争いが起こっているので、助けてほしい」と言う。横井とマリはクセ者ぞろいの相続人たちに話を聞きながら、金蔵の遺した資産の全容に迫っていくが、しだいに金蔵の知られざる一面が明かされることになる――。「相続」「不動産」をテーマとして横浜市を舞台に繰り広げられるミステリ・エンターテインメント小説!
内容説明
勤め先の倒産で、横浜市中区にある横浜ポートシティ不動産に勤めはじめた浜野マリ。勤め先の社長である横井正はいっぷう変わった人物だが、彼のもとにはさまざまな人々が訪れ、みな笑顔になって帰っていくのを、マリは不思議に思っていた。そんなある日、ポートシティ不動産にひとりの老婦人が訪れる。彼女は2か月前に急逝した地元の大地主、永田金蔵の妻・永田君子で、「資産家だった夫が急逝したことで相続争いが起こっている、どうか助けてほしい」と言う。マリと横井は、個性的な相続人たちに話を聞きながら金蔵の遺志に迫っていくが、しだいに永田家の人々の知られざる一面が明らかになっていく―。横浜の街を舞台に疾走する、新感覚のミステリ・エンターテインメント!
著者等紹介
右手盛賢富[ウテタカヒサ]
1963年生まれ。大学卒業後、東証一部上場住宅メーカーに入社。1年で社内のセールスオリンピックに入賞するなどの実績を挙げ、営業課長、横浜支店営業マネージャーなどを経て2002年に退職。「問題解決型不動産コンサルティング会社」を掲げ、新都市総合管理株式会社を設立して代表取締役に就任。「建築と不動産がわかるコンサルタント」として、相続業務や収益不動産経営コンサルタント業務を開始する。2008年に「不動産相談室かながわ」を創設し、これまで3000人超のクライアントに対して不動産と相続に関するアドバイスを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。