天涯図書館

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天涯図書館

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  • サイズ B6判/ページ数 352p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065319543
  • NDC分類 019
  • Cコード C0093

出版社内容情報

小説の女王・皆川博子が百年近くの歳月をかけ耽溺してきた、永遠に残したい本の数々。
生まれ変わっても本の山野に埋もれていたい。知るほどに読むほどに好きになる。
『辺境図書館』『彗星図書館』に続く、完全保存版ブックガイド。
(短編2本も追加収蔵)

《この天涯図書館には、皆川博子館長が蒐集してきた名作・稀覯本が収められている。知らない、読んだことがない、見つからない――。そんなことはどうでもよろしい。読みたければ、世界をくまなく歩き、発見されたし。運良く手に入れられたら、未知の歓びを得られるだろう。(天涯図書館・2代目司書)》

内容説明

語られるだけでは消えていく。記され、読み続けられることによって、「在ったこと」は「在り続ける」のだと思います。当図書館には、東欧、ウクライナ、ロシア、その関係性に理解が及ぶ書も多く並んでいます。読み継がれてほしい本たちです。『天涯図書館』は、時代の激震と共振する蔵書になりました。

目次

『方形の円―偽説・都市生成論』ギョルゲ・ササルマン
『穴の町』ショーン・プレスコット
『ソロ』ラーナー・ダスグプタ
『人の世は夢』ペドロ・カルデロン・デ・ラ・バルカ
『パヴァーヌ』キース・ロバーツ
『孤児』フアン・ホセ・サエール
『圧力とダイヤモンド』ビルヒリオ・ピニェーラ
『襲撃』レイナルド・アレナス
「工事現場」マルグリット・デュラス
『砂漠が街に入りこんだ日』グカ・ハン
『白い病』カレル・チャペック
「騎兵物語」フーゴー・フォン・ホフマンスタール
「死者の時」ピエール・ガスカール
『夜の来訪者』ジョン・ボイントン・プリーストリー
『西欧の東』ミロスラフ・ペンコフ
「狂人なおもて往生をとぐ」清水邦夫
『万博聖戦』牧野修
『洪水』フィリップ・フォレスト
『まずしい子らのクリスマス』エルンスト・ヴィーヘルト
『エルサレム』ゴンサロ・M・タヴァレス〔ほか〕

著者等紹介

皆川博子[ミナガワヒロコ]
1930年旧朝鮮京城生まれ。東京女子大学中退。73年に「アルカディアの夏」で小説現代新人賞を受賞し、その後は、ミステリ、幻想小説、歴史小説、時代小説を主に創作を続ける。『壁・旅芝居殺人事件』で第38回日本推理作家協会賞(長編部門)を、『恋紅』で第95回直木賞を、『薔薇忌』で第3回柴田錬三郎賞を、『死の泉』で第32回吉川英治文学賞を、『開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU』で第12回本格ミステリ大賞を受賞。2013年にはその功績を認められ、第16回日本ミステリー文学大賞に輝き、15年には文化功労者に選出されるなど、第一線で活躍し続けている。辺境、彗星および天涯図書館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

68
著者の趣味による、ほとんど知らないマイナー本の紹介。あれ、奈倉有里さんの”夕暮れに夜明けの歌を”がある。1冊だけ読んだことあった。 絶版本多し、と書いてあるけど、コロナの時期の出版のもけっこうある。2024/03/16

ぐうぐう

38
欧州から選ばれる本が多い。そこには宗教があり、そして戦争がある。つまり人類の歴史がある。選ばれた本達は、必然的にそのような歴史を如実に伝えてくる。と同時に、皆川博子は脱線と自嘲する自身の体験を本の感想に挟み込む(それが本の、あるいは人類の歴史と重なることで、まるで脱線でないことは明らかだ)。2020年3月から2023年の5月まで連載されたエッセイは、コロナ禍から始まり、ロシアによるウクライナ侵攻を背景としている。それもまた人類の、皆川の、そして読者である私達の歴史に他ならない。(つづく)2023/09/01

山田太郎

24
女性なんで、年のこと言ってはいけないのかもしれませんが。すごいなと。これで90過ぎなのかと。しかし、難しそうな本ばっかりでなんか読む気が起きないけど。関係ないが、福岡のとある市長が話とスカートは短いほうがいいとかなんとか言ったらいい叩かれて謝ってた。公の場で下ネタ言ったら不適切発言になるのかというかマスコミのイヤさというか。ジャニーズもいままで文句いえなかったのが、手のひら返したようなあの対応はどうかと思うな。2023/10/13

ハルト

17
読了:◎ 本への愛が溢れでている。すでに齢を九十を越えてなおの本への情熱には頭が下がる。そしてここまで本に情熱を傾けられることを羨ましく思う。それは読書するとき、人は性別や年齢やさまざまな事柄関係なく、自由になれるからだろうか。好きなものを好きなように語る。そののびのびとした文章に暗い影を落とすのは、コロナ禍とウクライナ紛争。そして今もまだこの図書館が続いているのなら、イスラエル紛争についても語られているだろう。日本を省みても暗い話題が多く、せめて本を読んでいる時だけは安らかな気持ちでいたいなと思った。2023/12/12

びっぐすとん

16
図書館本。天涯図書館館長 皆川博子氏の読書量、その記憶力、感受性には驚きを禁じえません。本を愛する人は幾万といるでしょうが、あのお年まで(失礼!)本に対する熱い想いを失わず、初めて読んだ時の感動を覚えていられる方は少ないでしょう。現に私なぞ、読メの己のレビューを読んでも内容を思い出せない有り様です。我が親など歳を取って本を読むのが億劫になったと言っていますが、皆川さんの好奇心、本への愛着は尽きることがないようで、とてもかなわないとけれど、羨ましく思いました。これらの本はどうやって目に停まったのだろう?2023/11/30

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