アフタヌーンＫＣ ＆Ｓｏｆａ ブスなんて言わないで 〈３〉

とあるアラ子

講談社（2023/07発売）

• サイズ コミック判／ページ数 160p／高さ 19cm
• 商品コード 9784065319123
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

世界は簡単に変わらない。だけど、今この現実を共にもがく。
反・ルッキズム（容姿差別）×シスターフッドの話題作、最新第３巻！

＜あらすじ＞
「ブス」と言われ、学生時代にいじめられていた知子と、「美人」の美容研究家・梨花。
2人は考え方こそ違うが、共にルッキズムに苦しみ「世界を変えたい」と強く願っている。

想像してみる──
「チビ」だろうと「ブス」だろうと
誰にもバカにされないで
ファッションも恋愛も楽しめる…
そんな世界を。

これまで曖昧にされてきた美醜のもやもやを
複数視点から描く話題作！

反響続々！
・Amazon「女性問題」部門第1位！
・漫画アプリ コミックDAYS（少女／女性部門）第1位！
・「王様のブランチ」（TBS）で紹介！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[りらこ]

どのページも、名言の数々で、何度も読み返してその深さに唸る。ルッキズムって言葉でただ単に見た目で判断しちゃダメでしょ、とかいう単純なものじゃなくて、見た目で判断されることへの葛藤についてどっちの視点からも鋭く描いているし、男女の違いもおかしいよね？どうしてなの？とあたりまえを疑うための材料の提示がたくさんあって、読み応えがある。答えは出ないし、人の判断なので、そこを変えていくのは難しい。そして主人公たちの会社は暖かくて羨ましい。

2023/07/25

[パンダプー]

名作の予感。落とし所が問題だなあ、、

2023/07/21

[チサエ]

期待の新刊。ルッキズムに左右される人間の脆さと、結局は人の外見を見てしまう自分の愚かさ。内面は見えないし、とすると見た目から判断するしかないところはあり、内面が外見に滲み出るとかも言うけど、なかなかにむずかしいね。

2023/07/24

[みやび@夜649]

電子。色々みんな根深い。小坂は結構キテるな〜ブスけなしてる小坂の友達もブサイクだけどな‥。てか世の中美男美女カップルなんてそうそういないよ、顔だけじゃないってことだろうと思うけど。

2024/03/23

[笠]

4.5 新刊読了。いやー、ザクザク刺さる。まるで全方位360度にまき散らされる投げナイフ。または剣山くらい突き刺さるテーマ。「美しい容姿は才能か？」とか、簡単に答えの出ない問いが次々と投げかけられる。芸人を引退したデパ子が抱えていた苦しみの一方で、芸人を続けている元相方の奈津にも葛藤がある。男性読者の自分からしたら、反論したくなるようなこともたくさんあるし。少なくとも「何故か若い女ばかりの客席」っていうけど、それは別に番組が若い女性を選別してるわけではなく、観覧に応募するのが若い女性が多いからだと思うぞ。

2023/08/02