出版社内容情報
ミチクサが多いほうが、人生は面白い!
てっぺんには裏から登ったって、足を滑らせたっていい。あちこちぶつかったほうが道は拓ける。
夏目家の「恥かきっ子」金之助は生まれてすぐに里子に出されたり、年老いた父親にガラクタ扱いされながらも、
道楽者の祖父の影響で子供ながらに寄席や芝居小屋に入り浸る。学校では異例の飛び級で頭角をあらわし、
心のおもむくままにミチクサをして学校を転々とするように。その才能に気付いた兄に英語を仕込まれ、
東京大学予備門に一番で合格した金之助は、そこで生涯の友となる正岡子規と運命の出会いを果たす。
伊集院静がずっと共鳴し、いつか書きたかった夏目“漱石”金之助の青春。
日経新聞の人気連載小説を書籍化し、「日曜日の初耳学」はじめ朝日新聞や「週刊現代」各紙誌で取り上げられ
「ラジオ深夜便」「大竹まことゴールデンラジオ」でも話題になった注目作が文庫化。
内容説明
夏目家の「恥かきっ子」として生まれてすぐに里子に出された金之助は、道楽者だった祖父の影響で、子どもの頃から寄席や芝居見物に通う。学校では飛び級するほど高成績の金之助は長兄に英語を仕込まれ、東京大学予備門に合格。そこでは生涯の友人となる正岡子規と出逢う。そして鏡子と見合いして結婚を決めた。
著者等紹介
伊集院静[イジュウインシズカ]
1950年山口県防府市生まれ。’72年立教大学文学部卒業。’81年短編小説「皐月」でデビュー。’91年『乳房』で第12回吉川英治文学新人賞、’92年『受け月』で第107回直木賞、’94年『機関車先生』で第7回柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で第36回吉川英治文学賞、’14年『ノボさん 小説正岡子規と夏目漱石』で第18回司馬遼太郎賞を受賞。’16年紫綬褒章を受章。’21年第3回野間出版文化賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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