講談社文芸文庫<br> 石の聲

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講談社文芸文庫
石の聲

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784065317433
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

芥川賞受賞後、苦しみながら構想した大長編『石の聲』。没後発表され、単行本として刊行された第一章、その後新たに見つかった第二章と第三章の一部、『石の聲』執筆の苦心と意気込みが伝わる編集者への書簡、作家になる前に綴った胸を打つエッセイ、作家からの追悼文を収録した、オリジナル決定版。

内容説明

芥川賞受賞後、全十章で構想した大長編『石の聲』は、三十七歳での急逝により中絶した。しかしスケールの大きさ、文学的成熟は遺された原稿(一~三章)からうかがい知れる。在日朝鮮人として生きる決意をする二十歳の手記、作家としての葛藤が滲む編集者への手紙、実妹による回想記、作家の追悼文を併録。没後三十余年を経てさらに輝く稀有な文学を、新世代へ贈る。

目次

石の聲
わたしは朝鮮人
編集者への手紙
追悼 李良枝(弔辞(金石範)
李良枝の思ひ出(高井有一)
激しく美しく―追悼・李良枝(岩橋邦枝)
李良枝さんの最期(小山鉄郎))
著者に代わって読者へ(李栄)

著者等紹介

李良枝[イヤンジ]
1955・3・15~1992・5・22。作家。山梨県生まれ。1964年、両親の日本帰化により日本国籍を持つことになる。早稲田大学中退、韓国・ソウル大学国語国文学科卒業、韓国・梨花女子大学舞踊学科大学院修士課程修了。82年「ナビ・タリョン」(嘆きの蝶)を「群像」11月号に発表し、作家デビュー、同作で芥川賞候補となる。88年発表の「由熙」で第百回芥川賞を受賞。92年5月22日、急性心筋炎のため逝去。享年37(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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たまきら

38
新刊コーナーから夫のチョイス。韓国の舞踊家に会いに東京から自転車でソウルに行くような人ですから、いろいろくみ取れることがあるんだろうな。1955年、日本に帰化した済州島出身のご両親から生まれた在日女性、という背景を文章から拾い上げながら、彼女が家庭や社会で経験した思いを、行間からも感じた気がする。それは似た境遇の在日である友人たちが脳裏に浮かぶからであり、韓国の舞踊がずっとちらつくからである。異邦人である苦しみが、狭間にいるからこそ表現できる世界がある。…もっと書きたかっただろうな…。2023/07/19

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