出版社内容情報
日本が世界に誇る東宝制作の特撮作品を網羅したシリーズムック。第36巻では、変身人間シリーズの2作を大特集。「美女と液体人間」は放射能の死の灰を浴びた漁船の乗組員が液体化し日本に恐怖をもたらす。「電送人間」は戦争末期に国を裏切って軍の金塊を奪った上官への復讐を企てる男の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
67
東宝では、特撮映画初期に人間変異ものを作っていた。この本の2作品と「ガス人間第一号」だ。私は「ガス人間第一号」が大好きなのだが、この本の2作品もなかなか好きだ。ノワールな雰囲気とエロスな雰囲気もあり、味のある特撮映画になっている。両作品とも白川由美がいい。液体人間や電送人間を当時のアナログ特撮で描くにあたり、スタッフの苦労がしのばれる。2024/11/12
Bugsy Malone
54
変身人間シリーズとしてvol.28で「ガス人間第一号」と「マタンゴ」を組んで、今回はこの2作。うん、その組合せは納得のいく物になってはいる(まあどれも1作1巻の価値はある作品なのだけれど)。でもね、今回の両映画はどちらも白川由美さんが出演されていて、それにしては白川由美さんにあまり触れていないのは何故なんだろう?と、ちょっと怒っています。2025/01/05
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