不実在探偵(アリス・シュレディンガー)の推理

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不実在探偵(アリス・シュレディンガー)の推理

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  • サイズ 46判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065314548
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

「彼女は実在してる。存在が不確かなだけで、ずっと僕の傍にいるんだ」大学生の菊理現が思い出のダイスに触れた途端、長い黒髪に白いワンピースの美しい女性が見えるようになった。現にしか見えない彼女はしかし、ずば抜けた推理力を持つ名探偵。藍の花を握り締めて死んだ女性、宗教施設で血を流す大きな眼球のオブジェ。二人に降りかかるすべての謎は解けている。あとは、言葉を持たない「不実在探偵の推理」を推理するだけ。水平思考を巡らせて、「ハイ」か「イイエ」の答えで真実にたどり着け。

著者等紹介

井上悠宇[イノウエユウ]
2011年「思春期サイコパス」でスニーカー大賞優秀賞を受賞し、翌年『煌帝のバトルスローネ!』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

144
真実か否かを教えてくれる「空想の友人」を通じて犯罪の真相を推理するとのアイデアは秀逸だが、描かれる事件がミステリとしてはイマイチ。不実在探偵が推理する意味が感じられず、不完全燃焼で終わってしまう。刑事の百鬼と烏丸、霊媒役のウツツ君もドラマで見たようなキャラで、個性的とは言い難い。いっそオカルト犯罪が普通の世界観で、不実在事件を解決する警察の秘密兵器ならよかった。3人ともそれ絡みの特殊能力の持ち主として、もっとエキセントリックな性格にすればと思える。素材はいいがスパイスと火加減を間違えた料理を食べた気分だ。2023/09/19

aquamarine

77
不実在探偵。菊理現にしか見えず、意思の疎通はダイスで行う女性。ダイスの目は、はい、いいえ、わからないなどを指し、彼女に質問することによって、現と二人の刑事は推理を重ね事件の真相を導き出す…つまりはウミガメのスープでお馴染みの水平思考ゲーム。とにかく設定が秀逸で読みやすいが、後半は彼らと一緒に目まぐるしく頭を回転させることになった。4章ラストから繋がるエピローグにも翻弄される。設定が面白かったので、この形で事件を解決するシリーズになったら楽しそう。途中で安楽椅子探偵に関して触れられているのも印象的だった。2023/08/11

yukaring

72
探偵はダイスで「ハイ」か「イイエ」か答えるだけ。相談者が水平思考を巡らして『不実在探偵の推理』を推理する斬新な探偵譚。まるでAIとの会話を彷彿させるような不思議な感覚で、思わず自分も手を上げてその質問タイムに参加したくなる。大学生の菊理現(くくる)にしか見えない白いワンピースの美しい女性。彼女は口をきかず1が「ハイ」2が「イイエ」とダイスを動かして会話をする。藍の花を握りしめて死んだ女性、宗教施設で殺される神など様々な事件を理路整然と解決する彼女と現。彼女の正体に届きそうで届かないラストが少しもどかしい。2023/09/25

えみ

64
アリスは存在しているのか、していないのか。動くダイスの絡繰り、不在でありながら誰よりも存在感があり、そして優秀な探偵であるという彼女の正体。事件の謎解きより謎が深い「実在証明」。一冊通して読んだが、未だに掴めないアリスの存在。相手の質問に、はい・いいえ・わからない・答えられない。という意志表示を賽の目を出して伝える。「そんなものはいない」幻想だったはずの彼女が見えてしまう菊理現。この世界を生み出しているのはアリスか現か。事件の解決に協力を求める刑事の存在が2人をより不確かにして不思議な世界観を味わえる。2023/09/06

さっちゃん

54
幼い頃から空飛ぶクラゲや馬人間など、他人には見えないものが見えていた菊理現(くくりうつつ)。成長と共に幻覚を見なくなったが、ある日突然ダイスと幼い頃に見たイマジナリーフレンドらしき女性が現れる。出目でハイ、イイエ、ワカラナイを伝えるダイスに質問を重ね、ウツツは刑事で伯父の百鬼と同僚刑事でミステリマニアの烏丸と共に事件の謎を解いていく。/ウミガメのスープのように水平思考で絞りこみ、答えに近付いていく過程が面白い。不実在探偵に関する謎はまだまだ多いし、続編期待してます! あと烏丸刑事のキャラが好き(^-^)2023/08/14

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