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出版社内容情報
「あなたが抱えている秘密について――お聞かせ願いたい。」
“火を以て世の穢れを浄める我ら浄火党なり”
【浄火党】を名乗り、赤い頭巾と外套をまとった人物たちによる
現金焼却事件が近頃世間では横行していた。
そんなある日、警察官・木場修太郎のもとへ
事件を予言するかのような電話が突然かかってきた。
木場は、偶然その場に居合わせた日下部栞奈とともに事件が起こると予言された場所に向かう。
するとそこで赤頭巾の人物が金を奪って逃げるところに遭遇してしまった。
すぐさま赤頭巾を追いかけた木場だったが、犯人はすでに姿をくらました後で、
現場に残っていたのは燃やされた金と
“浄火党”による犯行声明の書き付けだけだった――。
戦後すぐの日本を舞台におくる
ミステリ×怪異×青春コミック第7弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
49
この巻で始まりこの巻で終わる。そして今回は青木が登場。まさか千葉修も青木も京極堂がかなり刑事とコネ(というか彼のシンパ化?)が出来るとは予想出来まい・・・。どの話も帯と合わせて読後感ほっこり。2023/05/22
えも
28
今回は実質3話。スケッチブックと浄火党とサロメ。全体に落ち着いてきたので、怪異ネタが尽きるまでは続きそうです▼実は、おまけマンガ「関口くん粘菌を語る」が良かったりした。2023/04/30
canacona
26
昨日原田マハ先生のサロメを読み終わって、さくっと漫画でもと読み始めたのだけど、作中にまたサロメが登場して鳥肌が立ちました😅偶然だけど、やだー。こちらはあっさり、和やかな結末なのだけど、こんなところに出てくると思わなかったのでびっくりしました。青木刑事が出てきたのだけど、どんな人物かあまり覚えておらず、自分の記憶力にがっかり。そろそろ京極堂本編を再読しなくちゃいけないなぁ。2023/05/16
へくとぱすかる
25
おや、こんな人物紹介って今までにあったかな? 1巻の冒頭には短く描かれていましたが、詳しい説明は初めてじゃないかな。最初のスケッチブックがらみのエピソードは、美術部が出てくるので、「氷菓」を思い出してしまった。トリックより動機。メインは「浄火党」を名乗る集団による事件。なんだか月光仮面のノリみたいだ。帝銀事件がさりげなく言及されるのが時代背景を語る。それにしても日下部さんは事件に首をつっこみすぎ。でも引っ込んでしまったらコミックとしておもしろくない。彼女もすっかりワトソンとしての役柄にハマっているようだ。2025/05/06
ミエル
24
今回も身近な事件が多くてほんわかした結末、学園モノらしくて良かった。ライトなミステリもの、時々読みたくなる。2023/06/20