日本エッセイ小史―人はなぜエッセイを書くのか

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日本エッセイ小史―人はなぜエッセイを書くのか

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065310069
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

『枕草子』『土佐日記』の昔から日本人に親しまれてきた「エッセイ」。「昭和軽薄体」の大ブームや芸能人エッセイの人気、そして高齢者エッセイの百花繚乱ぶりなど、いつの世も「エッセイ」は時代とともにある。
では「エッセイ」とは何か? 「随筆」「コラム」「ノンフィクション」とどう違う? 
「エッセイ」を読んだことのない人はいないはずなのに、意外と誰も答えられない「エッセイ」の正体。

「エッセイスト」を名乗り講談社エッセイ賞選考委員を長らく務めてきた「エッセイの専門家」である著者が、時代を彩った大ヒット名エッセイ160余作品をひもときながら、満を持して真正面から「エッセイ」を縦横無尽に語り尽くす!

エッセイストがエッセイについて綴るエッセイ、ついに登場。

内容説明

エッセイと随筆とコラム、どう違う?意外と誰も答えられない、エッセイの正体。時代を彩った160余作品をひもときながらエッセイストがエッセイについて縦横無尽に語り尽くす!

目次

時代とエッセイ(変わりゆく「コラム」;「昭和軽薄体」の時代;シラケ世代の脱力エッセイ ほか)
女性とエッセイ(女性エッセイ今昔;女性とエッセイ;女性とエッセイ・海外篇 ほか)
エッセイの未来(旅とエッセイ;食とエッセイ;テレビとエッセイ ほか)

著者等紹介

酒井順子[サカイジュンコ]
1966年生まれ。東京都出身。高校生のときから雑誌でコラムの執筆を始める。立教大学卒業後、広告代理店勤務を経て執筆に専念。2003年に発表した『負け犬の遠吠え』がベストセラーとなり、婦人公論文芸賞、講談社エッセイ賞をダブル受賞。女性の生き方、古典、旅、文学など幅広く執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

150
酒井順子さんによるエッセイあれこれ。エッセイが軽いと言われるのは日本の軽さを表していると言い、それこそがエッセイたる所以と仰る(わかるような・・)エッセイとは何かから始まり、時代とエッセイ・女性とエッセイ・エッセイの未来と綴る。エッセイは苦手と言う方もいるが、私はわりと(かなり)好きだ。好きなエッセイストもいる。特に一日の終わり、寝る前に読む事が多いが軽く笑えて、うんうんと共感できるのが好きだ。たまに一緒になって憤慨したりもするが・・(汗)2023/05/27

trazom

118
あとがきに「体系的にエッセイの歴史を追ったわけではありません」とあるが、なかなかどうして、エッセイを見事に俯瞰していると思う。160編もの古今のエッセイ作品が紹介され「ああ、そんな本もあった」と懐かしく読む。女性、旅、食、作家の娘、芸能人、高齢者などテーマ毎の分析も面白い。「エッセイ」と「随筆」と「コラム」の何が違うかという考察で、井上ひさしさんの「エッセイとは自慢話のことである」という評が意味深である。最近特に、自分のことを語るだけの底の浅い駄文が増え、エッセイの魅力が失せているのは、そういうことか…。2024/12/12

いっち

49
エッセイの書き方を学びたくて手に取った。タイトルに小史とあるとおり、エッセイの簡単な歴史が書かれてる。「エッセイとは自慢話のことである」とあり、ドキッとする。エッセイは自慢話なのか。ビジネス書ならなんとなくわかるが。「自慢に様々な工夫を施し、臭みを抜いて読者に提供するのがエッセイなのだ」とある。工夫を施して臭みを抜かないといけない。どうすればいいのか。自慢だと認識した上で書くしかないとは思うが、認識するだけで臭みが抜けるかというと、そんなことはないだろう。誇張せずにありのままを淡々と書くしかないと思った。2025/03/14

nonpono

39
エッセイとは何かを考えつつ、日本で売れたエッセイの歴史についての考察。帯より「時代を彩った160余作品をひもときながらエッセイストがエッセイについて縦横無尽に語り尽くす!」。エッセイとは時代をうつす鏡だと思う。わたしがエッセイの破壊力を感じたのは、林真理子の「ルンルンを買っておうちに帰ろう」。ここまで書くんだ、さらけだすんだ、と思った。今や、高齢者エッセイが話題に。高齢者エッセイといえば、宇野千代の「わたし 何だか、死なないような気がするんですよ」を思い出す。エッセイの流行も循環するんだなと思った。2023/05/17

yyrn

34
日本の三大随筆と言われる枕草子、徒然草、方丈記の話から始まって、明治以降の「随筆」が「エッセイ」と呼ばれるようになっていく変遷など、なるほどと思わせる解説が続く。▼この作者の本を読んで毎度思うことは、何となくそういうことなんじゃないかなあと思っていたことを上手に言語化してくれるところで、納得感が得られるので気持ちよく読める。当然、作者は昔を振り返る話ばかりでなく、他の本でもそれぞれのテーマを踏まえて未来につながる提言もしている(と思う)が、そのヘンは頭に残らず、ノスタルジーだけが掻き立てられるw。2023/08/22

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