夜と霧の誘拐

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夜と霧の誘拐

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  • サイズ 46判/ページ数 672p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065309056
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報


『哲学者の密室』の“悲劇”再び
矢吹駆シリーズ最新作!

間違われた誘拐
連鎖する誘拐
前人未到、永久不滅の誘拐ミステリ

1978年の秋、矢吹駆とナディアは“三重密室事件”の記憶を持つダッソー家での晩餐会に招待され、アイヒマン裁判の傍聴記で知られるユダヤ人女性哲学者と議論する。
晩餐会の夜、運転手の娘・サラがダッソー家の一人娘・ソフィーと間違えて誘拐される。さらに運搬役に指名されたのはナディアだった。
同夜、カトリック系私立校の聖ジュヌヴィエーヴ学院で女性学院長の射殺体が発見された。
「誘拐」と「殺人」。混迷する二つの事件を繋ぐ驚愕の真実を矢吹駆が射抜く。

内容説明

1978年の秋、矢吹駆とナディアは“三重密室事件”の記憶を持つダッソー家での晩餐会に招待され、アイヒマン裁判の傍聴記で知られるユダヤ人女性哲学者と議論する。晩餐会の夜、運転手の娘・サラがダッソー家の一人娘・ソフィーと間違えて誘拐される。身代金の運搬役に指名されたのはナディアだった。同夜、カトリック系私立校の聖ジュヌヴィエーヴ学院で女性学院長の射殺体が発見された。「誘拐」と「殺人」。混迷する二つの事件を繋ぐ驚愕の真実を矢吹駆が射抜く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

104
矢吹駆シリーズ 1970年代のパリ。本格ミステリ。 哲学(現象学)ミステリと言うべきか。 なんと老年のハンナ・アーレント登場。矢吹駆は彼女に革命や絶対悪について哲学論争を挑みます。豪華、というか無謀というか。2026/06/26

遥かなる想い

87
2026年このミス国内第2位。 フランスを舞台に 誘拐事件と殺人事件が クロスしていくミステリーである。 背後に漂うナチスによるユダヤ人虐殺の影が 不気味…カケルの推理が爽快だが、ユダヤ人問題の 欧州社会における根の深さを感じる。 最後は落ち着くべき着地点だった…そんな長編ミステリーだった。 2026/06/24

サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

80
【2026-57/図書館本-43】2026年本格ミステリ大賞候補作。700ページ近いミステリで読むのに時間がかかったが、面白かった。パリの富豪の娘と間違われて運転手の娘が誘拐された。そんな設定だと「キングの身代金」の亜流のように思えるが、そんなことは無かった。同日に起こったもう一つの誘拐と、私立学園長の殺人事件。誘拐と殺人が絡まる複雑な事件、その奥にある驚愕の真実。「本格ミステリ」という点ではこの作品が一番本格と言えるのではないだろうか?ただ、このシリーズの特徴とはいえ哲学論議が長いのが難点。★★★★2026/04/25

藤月はな(灯れ松明の火)

57
久しぶりの矢吹駆シリーズに嬉しさで震えながら読みました。とはいえ、前作の『煉獄の時』は未読なのですが・・・。最初が大好きなジャン・ポール警部の言及なのに顔が綻ばざるを得ません。今回、俎上に挙げられる哲学者はハンナ・アーレント。映画『天国と地獄』を彷彿とさせる間違えられた誘拐事件と学長殺人事件。一見、無関係に見えた事件たちの二重性とそれによるズレに着目して解決に導く手法はまさに推理小説的。だが犠牲者ナショナリズムの問題や政治の為の暴力行使の有無についても言及されており、今だからこそ、読まれるべき本でもある。2025/07/20

雪紫

51
ダッソー家殺人事件、再び。連続誘拐と同じ銃で殺された夫婦の謎。矢吹駆シリーズでは一番読みやすく止まらないので分厚さがあまり気にならない。殺人の動機に見当が付いた時点で犯人はピンと来たもののそれが何とばかりに命がかかってるからこそのスピーディーな展開や推理、犯人が突きつけられた心境や成立させた伏線に魅了される。ナディア、案外昔の調子が戻って来てない?2025/12/28

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