殺戮の狂詩曲(ラプソディ)

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殺戮の狂詩曲(ラプソディ)

  • 中山 七里【著】
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  • 講談社(2023/03発売)
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  • サイズ B6変判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065309032
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

累計50万部突破、リーガルミステリーの最高峰「御子柴弁護士」シリ―ズ。

【偽善という言葉から、これほど遠い小説はない】

高級老人ホームで発生した、令和最悪の凶悪殺人事件。好人物を装っていた介護職員の心中に渦巻く邪悪。最低な被疑者への弁護を名乗り出た悪評塗れの弁護士・御子柴礼司が、胸に秘める驚愕の企みとは? 

ミステリーという技法を用いることによってのみ可能な、命あるものへの賛歌である。―杉江松恋(文芸評論家)

ドラマ「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲」原作「御子柴弁護士」シリーズ、第6弾。

●御子柴礼司(みこしば・れいじ)
本シリーズの主人公。14歳の頃、幼女を殺害しその遺体を解体してばら撒き〈死体配達人〉と世間から呼称される。少年刑務所を経て、高額の報酬を得ながら、検察の見立てを次々ひっくり返す悪徳弁護士となる。

内容説明

高級老人ホームで発生した、令和最悪の凶悪事件。最低な被疑者の弁護を名乗り出た悪評塗れの弁護士・御子柴礼司が、胸に秘める驚愕の企みとは?

著者等紹介

中山七里[ナカヤマシチリ]
1961年岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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starbro

431
中山 七里は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。「御子柴弁護士」シリ―ズ第6弾、安定の面白さではありますが、竜頭蛇尾でした。少し残念。 https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=00003741972023/05/11

修一郎

301
御子柴シリーズももう6冊目。好きなシリーズなので続いてほしいと思うけどもあの御子柴さんに合う設定を毎度用意するのは大変だ。今回はあの事件をモデルにはしてるいるけども高級老人ホームにして上級国民を対象にして嫌悪感を薄めようとした印象だ。無理に使わずともいいんじゃないかね。被害者家族の聴取が延々と続けて伏線を隠そうとはしたもののそんなに隠れてなくてオチもわかりやすくて御子柴さんらしい切れ味は温存。薄味だった。2023/12/15

まちゃ

252
「御子柴礼司」シリーズ第6弾。今回も面白かったです。余りにも独善的な被告を、どのように弁護するのか。それが気になって一気読みでした。何故この事件の弁護を引き受けたのか、最後で明らかになる御子柴の心情。これが悪辣と義理難さが同居する彼の魅力なのだと思います。2023/05/19

いつでも母さん

213
御子柴シリーズ最新刊!ゲゲッ、今作は実際にあったあの事件を彷彿させるので注意して。この事件を、この被疑者をどう弁護するのか、ましてや国選弁護人としてだ。もう国民皆を敵にしてるよねと思いつつ・・はぁ、又しても御子柴弁護士にやられちゃった感じ。そう来たか~!(褒めてます)しかも最後の最後が私の心をくすぐるじゃないですか!中山さん。次も楽しみにしてしまう第6弾だった。2023/04/17

タイ子

198
御子柴弁護士、高額な費用で引き受ける弁護。そんな彼の今回の弁護は国選弁護士、お金にならない、無罪は絶対に取れない最初からの負け戦。高額有料老人ホームの介護士・忍野が職員3人を拘束、入所者9人を次々に殺害。言い訳のできない殺人を忍野の理屈は全く理解不能。被害者の家族に会い、面罵されようと一人づつ話を重ねていく御子柴。弁護に対する周囲の反対、判決は分かっているのに何故そこまでする?この疑問が解けていく終盤が七里さんの見せどころ。御子柴さん、貴方の辿った深い闇の中で光を見せてくれた事がまだまだあるのでしょうね。2023/04/16

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