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出版社内容情報
ピアノの調律の家業を継ぐため実家に戻った新(あらた)。彼女はそこで他人との交わりを拒否するかのような生き方をしている饗子(きょうこ)と出会う。響子は国際的なピアニストの娘だった。未熟な二人がピアノを通して少しずつ交流を深めていく。近づいては離れ、一瞬の理解と寄り添いに喜びを感じつつ、二人は自分の人生を生きていく。他に四季賞2021春のコンテスト四季大賞受賞作で、発表時に大きな話題を呼んだ読み切り『あさがくる』も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
pugyu
5
友達が貸してくれました。最初の話はピアノの調律師とピアニストの話。調律って大変なんだなあ。機械的に合わせるだけじゃダメなんだ。ちょっとわかりにくいけど雰囲気はいいです。視力が落ちてほとんど見えない方の見え方の表現が良い。今現在に自信が持てなかったり、上手く行かない時は、何かをどこかで間違えた、そう思ってしまう。何が正しいかはわからないし、何が正しいとも言えない。2023/12/04
なつのおすすめあにめ
5
良いと思ったセリフが二か所もあったので、読んでよかった。失敗しても、人生は続く……みたいな。2023/10/25
鉄路のほとり
3
選ばれた者と、"選ばれなかった"者。綿密な取材がもたらす圧倒的なディテールが物語に映画のような奥行きを与える。 これがデビュー作? 凄い新人作家が現れたと思った。ひぐちアサが「家族のそれから」で登場したときのような衝撃。2024/11/26
たわらばし
2
”あさがくる”は、webで何度も何度も読んだ。遅ればせながら、一昨日に書籍化を知ってあわてて購入した。表題作は最初とっつけなかったけれど、2回目からじんわりじんわり好きになった。どちらのおはなしも、実写映画にどうだろう。2023/07/01
裏竹秋
2
凡作。まだこなれてゐない感じがする。文字による状況説明がすこし過多。それを会話や場景だけですませたら、なかなかのものになりさうではある。印象的な場景の練り上げもほしい。2023/05/28