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出版社内容情報
19世紀初頭――突如、長崎沖に現れたイギリスの軍艦・フェートン号。日本を揺るがしたこの史実の裏には、知られざる怪異たちの暗躍があった! フェートン号の襲来により混乱を極める長崎。この混乱に乗じて市井に潜む吸血鬼たちは反旗を翻す。長崎を足掛かりに吸血鬼の国を築こうとしていたのだ。ヒトと共存していくことを望む菊花太夫、ただ愛する者を守りたいと願う雛あられ、清、こもれび。それぞれの理想が絡み合う中、運命はどんな結末をもたらすのか!? 妖の長崎怪異記、堂々完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
34
イギリス、和平反対、今を愛するもの達がぶつかり合い街を巻き込んでいく息をつかせぬ怒涛の最終巻(オランダ側の裏設定にクスリ)。色々ぶつけ過ぎだろ(流石に終わるの決めてたから貯めてたのぶつけた・・・はないよね)!今を守るものにはただ、譲れないものと守りたいものがある。ただそれだけ。この世界の長崎が令和の時にどうなってるのかは知る術はない。ただ、この時と変わらず彼女達が守ったままの「善か街」であることを祈らずにはいられない。「この作品を通じて、長崎の魅力が少しでも伝っていましたら幸いです。」・・・うん、確かに。2025/02/25