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出版社内容情報
小学生ぶりに訪れた図書館でアルバイトをすることになったヤンキー・石平くん。車に乗ってさまざまな地域に図書館の本を届けたり、理不尽なクレーマーと対決したり、今日も働きながら色んなことを学んでいます!
ベストセラー作家からも絶賛の声多数! 話題の「移動図書館編」を収録した図書館お仕事漫画、第6巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中玉ケビン砂糖
87
今回は色々な意味でモヤモヤが残る話多し。特に「スメハラ」をテーマにした話はかなりショッキングに思える。誰も傷つかないよう問題解決を促す早瀬丸さんのテク→ナイスカバー&悩ましいあるあるというふうに持っていく感じだけど、この御時世「健全な公共空間に似つかわしくない人間は居るべきではない」のような飛躍した超論理が生まれないとも限らない。毎週来館しては憚ることもなく次々と新着本を借り上げてしまう自分も「いつものあれ」視されているのかなぁ、などと凹む(勿論マナーは守って)。2023/06/29
ででんでん
47
茉莉野さんは、あいかわらずクソ(ごめんなさい)やけども、石平くんのキュートさが光る第6巻だった。〜「俺はこんなにたくさん本しってま〜す!」ってか?ものすごいダッセェことしちまった〜と悔やんだり、利用者さんの感謝にはにかんだり。そして新メンバー繁松さん登場の移動図書館のエピソードが胸アツ♡やっぱりやっぱり幸せな仕事だ。2023/07/15
山猫
47
いるいる、図書館困ったちゃん(笑)毎朝開館と同時に、新聞の奪い合い始めるジジイとくっさいホームレスのオッサンとか。アンケートオヤジ的なのが「私のスフレ」や「夫のちん○…」を探してるふりした男。以前通ってた図書館のトイレに防犯ブザーが設置されたのも、変態が入館したためらしい。「はたらくくるま③」の表紙が良い。平成の大合併以後、「分館」を建てるか、移動図書館車を走らせるか、各自治体迷ってるんだろうなぁ。「税金を払ってる以上、平等に本に触れる機会があるべき」か、とある自治体首長に聞かせてやりたいわい!2023/03/19
れっつ
38
今回は、移動図書館バスを運転する繁松さんがいい味を出している。シンプルな言葉の中に思いがあり、効率では測れない価値を分かって仕事してる姿がカッコいい。そして移動図書館にワクワクしてる石平クンも、その意味を理解していて好感が持てる。石平クンは思い立ったら突っ走るタイプで何をやらかすか予想できないのが怖い、というのはとてもわかるが、彼なりに考えてする行動に、図書館が実は救われている側面は確かにあると思う。いろんな状況を経験して成長していく彼の今後がこれからも楽しみ♪2023/03/16
Y2K☮
32
最後の理不尽クレーマーの話が他人事じゃない。書店にもいる。レシートをどこに貼れとかカバーの掛け方がどうとか。本を投げつけてくる人もいた。全従業員から嫌われている連中だが、ということは自覚の有無にかかわらず家など他の場所でも嫌われているのかもしれない。奥さんの一言がすべてだと思う。あと繁松さんはいい人。だが言わせてもらうと、キレイごとの通用しない繁忙の最前線で日々人間の醜さや世の不条理に曝されているわけじゃない。私は白井さん側。彼の抱える葛藤は多くの書店員のそれでもある。石平くん、書店でも働いてみてほしい。2023/03/11