出版社内容情報
古代から現代まで、人類は「旅」とともに世界を作ってきた!
人類は、旅によって未知の世界に触れることで発展してきた。はるか昔、アレクサンドロス大王の東方遠征は古代秩序を一変させ、大航海時代の冒険者たちは新大陸を発見して大陸間交易のパイオニアとなった。個人レベルでも聖地巡礼や遍歴修業、さらに近世の修学旅行というべきグランドツアーは旅行者の感受性や人格を豊かにしてきたことだろう。そして鉄道や自動車といった旅行のために用意されたテクノロジー、パックツアーやガイドブックといった旅行から派生したビジネスモデルも世界の風景を大きく変えてきた。本書は、紀元前から現代に至る旅行像の変遷を明らかにすることで、人類と世界の関わりを俯瞰する野心的試みである。
内容説明
人類は、旅によって未知の世界に触れることで発展してきた。はるか昔、アレクサンドロス大王の東方遠征は古代秩序を一変させ、大航海時代の冒険者たちは新大陸を発見して大陸間交易のパイオニアとなった。個人レベルでも聖地巡礼や遍歴修業、さらに近世の修学旅行というべきグランドツアーは旅行者の感受性や人格を豊かにしてきたことだろう。そして鉄道や自動車といった旅行のために用意されたテクノロジー、パックツアーやガイドブックといった旅行から派生したビジネスモデルも世界の風景を大きく変えてきた。本書は、紀元前から現代に至る旅行像の変遷を明らかにすることで、人類と世界の関わりを俯瞰する野心的試みである。
目次
第1章 “古代”英雄は旅で成長する(新人の地球への拡大;ギルガメシュ王が残した人類最古の旅の記録 ほか)
第2章 “中世”世界を旅する職業人たち(巡礼者たち;冒険者たち)
第3章 “近代”自然は美しい―馬車、世界探検、アルプス登山、団体旅行(理性と産業革命の時代;馬車の時代 ほか)
第4章 “現代1”20世紀の新しい大衆旅行―長距離鉄道、豪華客船、飛行船(便利な旅行ガイドブックの登場;ガソリンエンジンと自転車旅行の時代 ほか)
第5章 “現代2”新たなテクノロジーによる旅と極地探検(大空の旅;南極点と北極点の制覇 ほか)
著者等紹介
森貴史[モリタカシ]
ドイツ文学者。1970年、大阪府生まれ。Dr.phil.(ベルリン・フンボルト大学)。現在、関西大学文学部(文化共生学専修)教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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