食客論

個数:
電子版価格
¥1,672
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

食客論

  • 星野 太【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 講談社(2023/02発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 32pt
  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年05月06日 19時19分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065305454
  • NDC分類 104
  • Cコード C0010

出版社内容情報

傍らで食べるもの――それはだれか?
ロラン・バルト、ブリア=サヴァラン、フーリエ、ルキアノス、キケロ、カール・シュミット、ディオゲネス、九鬼周造、北大路魯山人、石原吉郎、ポン・ジュノ、メルヴィル、アーレントらのテクストに潜む、友でも敵でもない曖昧な他者=「食客」。彼らの足跡をたどり、口当たりのよい「歓待」や「共生」という言葉によって覆い隠されている、「寄生」の現実を探究する。

第一章 共生 
第二章 孤食
第三章 口唇
第四章 食客
第五章 海賊
第六章 異人
第七章 味会
第八章 坐辺
第九章 飲食
第十章 寄生(プロローグ)
あとがき

内容説明

傍らで食べるもの―それはだれか?わたしたちは一人の例外もなく、何ものかにとっての食客である―。「共‐生」から「寄‐生」のパラダイムへ!ロラン・バルト、ブリア=サヴァラン、フーリエ、ルキアノス、キケロ、カール・シュミット、ディオゲネス、九鬼周造、北大路魯山人、石原吉郎、ポン・ジュノ、メルヴィル、アーレントらのテクストに潜む、友でも敵でもない曖昧な他者=「食客」。彼らの足跡をたどり、口当たりのよい「歓待」や「共生」という言葉によって覆い隠されている、「寄生」の現実を探究する。

目次

第1章 共生
第2章 孤食
第3章 口唇
第4章 食客
第5章 海賊
第6章 異人
第7章 味会
第8章 坐辺
第9章 飲食
第10章 寄生(プロローグ)

著者等紹介

星野太[ホシノフトシ]
1983年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院総合文化研究科准教授。専攻は美学、表象文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かんがく

12
近年キーワードとなっている「共生」とは所与の現実であって目標ではないという導入から、境界に存在する「食客」と、「寄生」という関係性を考察するテーマ設定は魅力的だが、一つ一つの章の論理はつかみどころがなく、ややまとまりのない状態で終わってしまった。2023/09/03

msykst

12
「共生とは高邁な理想であるよりも前に、われわれがけっして抗うことのできない現実のことである」という、自分も(おそらく多くの人も)漫然と感じている問題意識が冒頭で明瞭に言語化されて興味を惹かれた。本書では「友/敵」という二分法を脱構築するんだが、それを政治学の理論ではなく、「食客」という存在の吟味を通じて行う。無論「食客」は古今の寓話に登場する「類型的人物」である。しかし本書では、古今東西の人物が語った言葉の中に「食客」を見出し、それを飼い慣らされたキャラとしてではなく、全ての存在者の生の条件として描く。 2023/03/12

kentaro mori

3
友でも敵でもなく「いかにして共に生きるか」、友でも敵でもないものの方がはるかに多いのだ。●わたしたちの傍らには、つねに何ものかがいる。わたしたちはつねに、何ものかと空間をともにしながら、おのれの輪郭をかたちづくっている。わたしたちは、この世界から糧を得ることで、はじめてこの軀を養うことができる。そのかぎりにおいて、わたしたちは一人の例外もなく、何ものかにとっての食客である。2023/05/19

孤望

3
最近「共生」と聞こえのいい言葉が喧しいけれど、現実は、私たちはみな望もうと望むまいと「寄生」し合っているという認識を前提とすべきでは、という課題意識が好き。そこから、敵味方以外の無数の不明者=寄生者・食客が私たちの傍らで生を営んでいることを、私たちは忘れすぎている、という結語も素晴らしい。いろんな著名人を召喚しながら「食客」の周縁をめぐっていくのが楽しいけれど、冒頭の場所からあまり遠くに行かないままに終わるようで、もっと遠くに行けるのでは、行きたいなあ、と思った。2023/04/08

Mof

2
共生社会を寄生社会と呼べないのは、勘違い高所得者が出てくるからだろう。高額納税者であっても、人は生きてることで、何かに寄生している。仲間のいる場所で、自分の住み処を定めても、必ず安定とはならないから、我々はいつまでたっても食客でしかない。2023/07/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20591574
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。