文学の扉<br> だれもみえない教室で

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文学の扉
だれもみえない教室で

  • 工藤 純子【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 講談社(2023/01発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065303931
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

人の心の中は見えないもの、
そして伝わらないもの
しっかりと伝えるためには
「言葉」にすることが大切!
「心」よりも「行動」が大切!
(元・麹町中学校校長、現・横浜創英中学・高等学校校長  工藤 勇一氏)

『となりの火星人』『あした、また学校で』『サイコーの通知表』と、小学生の生きづらい現実に寄り添った話題作を放った工藤純子氏の書きおろし最新作。

「よくあるよね。大人に無理やりあやまらされたり、握手させられたり。本人同士は納得していないのに」
「なんで、そんなことになるんだろう」
「まあ、問題を大きくしたくないとか、さっさと終わらせたいとか……大人の都合もあるよね」

オレたちの気持ちは、いつもどこかに置き去りにされたままだ。(本文より)

小6のクラスで起きた、ランドセルに金魚のエサが入れられるという事件。被害を受けた子も、エサを入れた子たちも、いじめが起きている空気を感じつつ声をあげられなかったクラスメートも、そして、加害者としていじめに荷担した過去を持つ担任の教師だって、いじめという「現実」からはけっして逃れられない――。痛烈なメッセージが込められた一冊です。
カバー装画は、ミニチュア写真家・見立て作家としてNHK連続テレビ小説『ひよっこ』のタイトルバックや、一般文芸作品の装画で活躍中の田中達也氏が担当しました。

内容説明

小6のクラスで起きた、ランドセルに金魚のエサが入れられるという事件。被害を受けた子も、エサを入れた子たちも、いじめが起きた空気を感じつつ声をあげられなかったクラスメートも、そして、過去に加害者としていじめに加担した担任の教師だって、いじめという「現実」からはけっして逃れられない―。小学生も大人たちも、歯を食いしばって「いじめ」という現実と向き合った!

著者等紹介

工藤純子[クドウジュンコ]
東京都生まれ。2017年、『セカイの空がみえるまち』(講談社)で第3回児童ペン賞少年小説賞を受賞。日本児童文学者協会会員。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろこ

115
全世代へのメッセージが強く届く一冊。これは良書。小学6年生男子5人の輪の中で、ある日突然起きたいじめ。遊びといじめの感覚のズレはもちろん、した側、された側、教師、親の向き合い方と、さまざまな視点で描く全世代へ向けてのメッセージ本。何度、心に強く届く言葉と、子供たちの心に出会っただろう。何度、涙と共に心揺らいだことだろう。見て見ぬふりの世の中なんて嫌。そう強く思える子供たちに育て、心を守れるのは大人だけ。そういう大人の姿を見て学んだ子供がやがて大人になり次世代の子供たちへ…その連鎖が何よりも大切、そう思う。2023/12/16

☆よいこ

83
児童書。YA。いじめの話。[オレSIDE]久保塚連(くぼづかれん)は、颯斗がイラついて蓮をいじめるのを「なんでだよ」「いつか元に戻って欲しい」と見て見ぬふりしている。[ぼくSIDE]三橋清也(みつはしせいや)は、いじめられて悔しいけど、それ以上に自分のせいで母親が泣いたのが許せない[先生SIDE]担任の原島夏帆(はらしまかほ)は、自分が小6の時にいじめをしたのを後悔している[もう一人のオレSIDE]関颯斗(せきはやと)は、中学受験のプレッシャーでイライラが止まらない▽「ごめん」「許す」は有り得ない。良本2023/06/27

mike

77
連のグループ内でいじめが起きた。中心となったのは最近変わってしまった颯斗。ターゲットは連の親友の清也。連は見て見ぬ振りをする。そして知っているはずの先生も頼りにならない。大人なんて先生なんて当てにならない。助けてくれない。じゃあ子どもはどうすればいいのだ?一方、教師は抱える仕事が多いし微力だ。いじめなんて解決できるはずが無い。いったい何が出来るというのか?子どもだって正しい事は言葉で伝えないといけないし、大人は子どものSOSを受け止めなければならないのだ。児童向けだが大人への強いメッセージを含んだ1冊✨2023/10/26

よつば🍀

61
児童書と侮るなかれ。分かりやすい言葉でいじめ問題に真正面から向き合った作品。発端はランドセルに金魚のエサが入れられた事件。6年生のクラスで何が起きているのか。加害者、被害者、見て見ぬふりのクラスメイト、穏便に済ませたい担任、謝らせ握手させる事で一件落着とする学年主任、保護者、それぞれの思惑が入り混じる。皆の本音から自己保身や想像力の欠如が浮き彫りになり、怒りと悲しみで胸が苦しくなった。子どもの気持ちに寄り添う事、言葉に出して話し合う事、想像力を働かせる事。一人一人が意識して行動する事の必要性を強く感じた。2024/01/15

さっちゃん

47
いじめたこと、いじめられたこと、それを傍観していたこと。誰しもどれかは経験があるだろう。それぞれの理由や言い分もあるけれど、いじめた事実は消えてなくならないし、いじめられて傷ついた心も元には戻らない。昔よりも今の子はストレスに晒され人間関係も複雑化している。子供の世界は大人が思うより狭くて密だ。もっと大人が眼差しを向ける必要があるのに大人にも余裕がない。/6年生の清也、連、颯人、担任の原島の視点から語られる物語。児童書のようだけど親や教師には是非読んでほしい。それぞれの視点から語られる構成の妙が光る一冊。2023/02/17

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