ブルーバックス<br> 量子力学の多世界解釈―なぜあなたは無数に存在するのか

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ブルーバックス
量子力学の多世界解釈―なぜあなたは無数に存在するのか

  • 和田 純夫【著】
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  • 講談社(2022/12発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065303856
  • NDC分類 421.3
  • Cコード C0242

出版社内容情報

あなたが本を読んでいるとき、居眠りをしているあなたも同時に存在する! 
世界は無数に分岐していて、あなたはそれぞれの世界に無数に存在している!
これはSFでも疑似科学でもない。第一線の理論物理学者たちによって真剣に議論され、現在では多くの
支持を集めている考え方である。人間の直観に大きく反する量子力学をどう理解すべきかを考えたとき、
標準的な解釈とされているコペンハーゲン解釈ではなく、この多世界解釈こそが、じつは最も「自然」で、
最も「真面目に」量子力学に向きあう考え方であるといわれている。それはいったいなぜなのか?
さらに多世界解釈では「シュレーディンガーの猫」のパラドックスも取るに足らない問題として説明され、
「量子もつれ」「遅延選択」「量子消しゴム」「Qビズム」などの新時代のテーマにも明快に答えられる。
量子力学で最もエキサイティングな「解釈問題」を誰にでもわかる平易なロジックの積み重ねで説明し、
衝撃的な世界像を描き出すとともに、誤解されがちな量子力学の根本原理も正しく知ることができる、
量子力学に興味のあるすべての人が必ず読んでおくべき一冊!

(本書の内容)
第1章 原子の世界
第2章 量子力学の誕生
第3章 光は波か粒子か
第4章 波の収縮と確率――コペンハーゲン解釈
第5章 状態の共存から多世界解釈へ 
第6章 同時進行する複数の状態
第7章 ボーア=アインシュタイン論争からエンタングルメントへ
第8章 光子の干渉実験
第9章 デコヒーレンス─ 干渉性の喪失
第10章 世界の分岐
第11章 確率則
第12章 多世界解釈の世界像

内容説明

光は波であり、粒でもある―不可解な量子力学をどう理解すべきかをめぐる論争は、いまも続いている。標準的な理論とされるコペンハーゲン解釈に対して、「世界は無数に存在する」と主張する多世界解釈。その信じがたい世界像が、ごく自然なロジックから導きだされる驚きをまざまざと伝えるとともに、最先端の知見も盛り込んだ量子力学入門の最高傑作!

目次

原子の世界
量子力学の誕生
光は波か粒子か
波の収縮と確率―コペンハーゲン解釈
状態の共存から多世界解釈へ
同時進行する複数の状態
ボーア=アインシュタイン論争からエンタングルメントへ
光子の干渉実験
デコヒーレンス―干渉性の喪失
世界の分岐
確率則
多世界解釈の世界像

著者等紹介

和田純夫[ワダスミオ]
1949年千葉県生まれ。東京大学物理学科卒業。理学博士。ケンブリッジ大学研究員、ボローニャ大学研究員を経て、東京大学教養学部・総合文化研究科専任講師。2015年に定年退職。専門は素粒子物理学から宇宙論を経て、量子力学の解釈論や科学論に進む。1986~87年、ケンブリッジ大学のホーキング教授のグループで研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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へくとぱすかる

64
量子もつれ・エンタングルメントのもっとも不思議なことは、「超光速」の出現。そして有名な「シュレーディンガーの猫」。しかしこれを世界の分裂としてとらえれば不思議は消える(らしい)。易しい文章でわかりやすく書かれているので、何とか私でも読み終わることができた。このテーマの入門書としてイチオシ。とは言ってもイメージ化はむずかしい。波でもあり粒子でもあり、という日常の感覚からすごく遠い存在は、結局は抽象的にとらえるしかないのかもしれない。それに比べると多世界解釈というのは、SF的なだけに比較的納得しやすいと思う。2023/01/19

樋口佳之

51
あくまでも粒子を「実在」とみる考え方が、多世界解釈の根本にある。/故にわかる範囲で、この解釈に惹かれる自分がいると思うのですが、この解釈では世界の唯一性が消失するでしょう。それを受け入れるかどうかなのかな。2023/04/20

haruka

23
量子力学にはコペンハーゲン解釈と多世界解釈がある。コペンハーゲン解釈では何かを観察した瞬間に波の収縮が起こり世界がひとつになる。そして多世界解釈とは「そんなバカな、それだと量子もつれが起こる!だいたい収束っていつの時点?人間が観察した瞬間て!シュレーディンガーの猫を見た人の隣にまだ猫を見ていない知人がいたら?」などと反論していた人たちが見つけた「きわめて自然な」解釈なのだ。多世界が今この瞬間にも無数に存在するというとSF的だが、人間を特別視せず人間の価値観とも相容れない時点でこちらがきっと地動説なのでは2023/05/17

アドソ

19
量子力学といえばコペンハーゲン学派の確率解釈が正統派で、多世界解釈は邪道、そんな風にとらえられている。ところが最近は多世界解釈の妥当性も認められつつあるらしく、パラレルワールドが本当にあるような気がしてワクワクする。そもそも確率解釈が幅を利かせてきたのも、「疲れる議論よりも実利を優先したから」だと思われる。EPRパラドックスは量子もつれが実証されたいま、もはやパラドックスではなくなった。量子力学誕生100年を前に、今なお目が離せない状況である。2023/10/24

J

16
再読。今のところやはりこの本が、私の疑問に一番納得感のある答えを与えてくれている気がする。ほぼ式もなくて素人の私でも簡単に読めます。真偽はともかく面白いです。2023/06/12

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