ブルーバックス<br> 地球規模の気象学―大気の大循環から理解する新しい気象学

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ブルーバックス
地球規模の気象学―大気の大循環から理解する新しい気象学

  • 保坂 直紀【著】
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  • 講談社(2023/11発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 266p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065300923
  • NDC分類 451.3
  • Cコード C0244

出版社内容情報

風、雲、雨、雪、台風、寒波……。日々変わる天気は、「大気の大循環」と呼ばれる地球規模の巨大な循環システムの、極めてミクロな表現でしかありません。「大気の大循環」は赤道付近に大量に供給された太陽エネルギーが、対流や波動によって高緯度に供給される大気のシステムで、大気の誕生以来、営々と続いている地球規模の現象です。大気の大循環によって地球上のそれぞれの地域の気象・気候が決定され、さらに、砂漠や森林、ステップやサバンナといった地上の状態も大気の大循環の結果として形成されます。ですから、気象に興味がある人なら、是非とも理解しておきたい気象学の基礎でもあります。
 本書では、大気の大循環を構成する偏西風、貿易風、偏西風波動、ブロッキング高気圧、さらには低緯度から高緯度への巨大な流れであるハドレー循環、フェレル循環、極循環、ロスビー波などを解説するとともに、大気の大循環に最も大きな影響を与えている「コリオリの力」を、高校生でも納得できる形で解説します。

内容説明

すべての気象現象は、太陽から受けたエネルギーが赤道地域から高緯度地域に輸送されることで起こる風、雲、雨、雪、台風、寒波…。すべての気象現象は、大気が動くことで起こる。その原動力は、太陽から降り注ぐ巨大なエネルギーだ。赤道地域に過剰に供給された太陽エネルギーは大気を暖め暖められた大気は、対流や波動によって高緯度地域にエネルギーを運ぶ。ハドレー循環やフェレル循環、偏西風が、この巨大な大気の大循環の中心を形作る。大気の大循環を理解すれば、気象学の理解がより深まるはずだ。

目次

第1章 大循環はパーツに分かれている
第2章 暖まった空気は上昇する―熱の話
第3章 隣どうしの空気は押し合う―気圧の話
第4章 地球は丸くて自転している―コリオリの力
第5章 偏西風が多彩な天気をつくる―ロスビー波
第6章 地球には山もあれば海もある

著者等紹介

保坂直紀[ホサカナオキ]
サイエンスライター。東京大学大学院新領域創成科学研究科/同大気海洋研究所特任教授。東京大学理学部地球物理学科卒業。同大大学院で海洋物理学を専攻。博士課程を中退し、1985年読売新聞社入社。科学報道の研究により東京工業大学で博士(学術)を取得し、2013年東京大学海洋アライアンス、2019年から現職。気象予報士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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やいっち

60
地球大気などの温暖化(沸騰!)が喧伝される中、ここはやはり専門家の本を読むに限る。一時期は温暖化を疑問視する向きもあったようだが(トランプ元大統領がもしトラになったらやばそう)、今では科学者には疑う人はいないか。   2024/02/12

kk

18
図書館本。名うてのサイエンス・ライターによる、地球規模の大気大循環についての一般向け概説書。地球の熱収支の話を皮切りに、気圧傾度力、コリオリの力、ロスビー波、バドレー循環、偏西風波動などなど、気象に関わる基本的な事象・概念の考え方をざっくり解説。前に読んだ同著者による海流の本がとても分かりやすかったので、この本にも同じ程度のとっつき易さを期待したのですが、今度はkkにはちょっと難しかったかも。でも、気象学のあれこれが要領良く散りばめられていて、然るべく勉強になりました。2023/12/23

hatman

10
地球規模での風の流れなどをマクロに概要をつかめる良著。地球は、原因が結果・結果が原因を作る複雑な非線形の大気循環システム。いくらシミュレーションが発達しても地球規模で初期値を与えることは難しいので「確からしさ」でアンサンブル予報をする。大気中の水分が熱源で積乱雲を作る原因、高気圧で空気が圧縮されて高温・乾燥(フェーン現象)状態になる。影響度の小さいパラメータを考慮しないで本質を抽出する省く学問。地学面白い。 2024/01/02

中島直人

8
(図書館)完全に分かったと言うのには、気が引けるレベルではあるけれど、部分的にいくつか理解が追いついたところもあり、気象について考える上でのフレームワークを増やすことが出来た。2024/09/07

coldsurgeon

7
気象学を地球規模で学ぶためには、物理学とくにニュートンの運動方程式の理解が必要だ。50年以上前の知識を呼ぼ起こし、必死に読んでみたが、どの程度理解できたかわからない。しかし、コリオリの力というのが、見かけの力であることは理解できた。近年の異常気象は、地球温暖化の影響があるのは確からしいが、それがすべての原因ではないようだ。気象は完全に予測することはできず、予測はある程度の確かさで示すことが出来るだけだ。読みがいのある科学書でした。、2024/06/13

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