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出版社内容情報
小学生ぶりに訪れた図書館でアルバイトすることになったヤンキー・石平くん。非正規職員と正規職員の待遇の違いに悩んだり、本を破った犯人に怒ったり、今日も図書館での色んなトラブルと一生懸命闘っています!
あっという間に累計40万部突破! 読めば図書館をもっと好きになる、ヤンキーくんによる図書館お仕事漫画、第5巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
中玉ケビン砂糖
91
【飛び読み】幸運にも入手。いつの間にかアルバイターになっていた石平くんが、得意の悪知恵でインモラルユーザーやモンスター上級職員を痛快に叩きのめす(ちゃんと成長もしているようです)。ただ「正規職員と非正規の差」など社会的な提起要素も。図書館法を踏みにじる先の問題を介して図書館勤務者の薄給を嘆くコラムを読んだばかりだったので、なんかタイトルがいつも以上に胸に効いてくる。残り巻も読もうか……。ちなみに「お仕事小説(漫画)」という横断的ジャンルは確立された感があるけど、呼び方が個人的にあまり好きじゃない。お疲れ。2023/02/27
bura
74
図書館でコツコツ借りて5巻まで読む。(2巻はなぜかやたら予約が多くまだ未見)毎回、ヤンキー石平くんの「知りたい」という気持ちがこの物語を盛り上げている。この巻で登場したおバカキャラ、茉莉野さんの回、正規職員と非正規職員の待遇の違いの話が興味深かった。図書館職員はこの仕事が好きで配置転換されたくなく非正規職員の方が多いとのこと。色々裏側ではあるんだな。最近、図書館に行くと職員さんたちがとても身近に感じる。2025/11/20
ででんでん
56
今作も、冒頭いきなりニッチな「紙やすり巻いたやつ」から始まって、怒涛の非正規と正規職員の関係へと。心当たりの有りすぎるおもしろさで、あっという間に読了。非正規とひとくくりにしても、その中味はまた千差万別。みんなムズカシイ仕事してるじゃん〜という石平くんの言葉が沁み込む。いろいろと突き刺さった。よくぞ書いてくれたなあ。2023/06/26
天の川
54
石平君の「なんで?」で問題意識がなかったことに気づく。公立図書館司書の大半が非正規雇用である理由が、公務員は部署移動が必然だからだなんて。公務員でも教師は部署移動なんてしない。他の学校への転勤があるだけ。図書館も広域での転勤ができるならと…。でもそんなことより地方行政の人件費の削減なんだよね、きっと。図書館だけじゃない。役所の窓口業務も非正規雇用の割合が高いもの…。スキルを持った人間を真っ当に評価・雇用できる社会になってほしいな。2025/10/05
Y2K☮
39
毎回書いているけど、ホント問題点が書店と一緒。書店員も従業員の大半は非正規。働く時間はまちまちだが、正社員以上に店の軸になっている人もいる。でも社員になると管理職要素が多くなり、トラブルへの対処や事務的な書類仕事が増える。他店舗や別の部署に異動になることもある。非正規の方が給料は安いが、より「その町の本屋さん」でいられる。現場の実情に即した制度&待遇改革が必要かと。あと「正しさで人を黙らせると気持ちいい」という感情はある意味で現代病。誰もがいつ加害者になるかわからない。自分も他人事じゃない。ぜひご一読を。2022/12/13




