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出版社内容情報
竜を育む西の海の領主娘“小竜公”ラヴァンドルの冒険と成長!
「この震えは、恐れではない。運命が動くときの予兆なのだ」
音楽と魔術で織り上げた本格ファンタジー、シリーズ第2弾!
「――我々の魔術を冒涜し、破壊しつくす、あたらしい力、
穢れた力を帝国は手に入れました」
古来、善にして真なる王が魔術政を布いて治める国、百島王国。
その中心、〈王の島〉イスリルの王都にそびえる王の大宮殿に
強大な力を手にした帝国から使節団がやってきた。
どうやら、帝国の新しい力は「魔術を滅ぼす力」らしい。
“小竜公”ラヴァンドルは王女の勅使となり、帝国の力の源を探りに行くことになる。
内容説明
古来、善にして真なる王が魔術政を布いて治める国、百島王国。その中心、“王の島”イスリルの王都にそびえる王の大宮殿に強大な力を手にした帝国から使節団がやってきた。どうやら、帝国の新しい力は「魔術を滅ぼす力」らしい。“小竜公”ラヴァンドルは王女の勅使となり、帝国の力の源を探りに行くことになる。美しき多島海を舞台に、音楽と魔術で織り上げた本格ファンタジーシリーズ第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
alleine05
7
合わなかった。王国と帝国に挟まれ翻弄される国境にある田舎の島の人々という図式は読んでいてしんどかったし、主人公側にだけ竜という超越的存在が加勢するのも、無条件で主人公側が正しいのだと押し付けられているように感じられてすっきりしなかった。終盤の展開も気持ちはわからないではないにせよ目先の感情に流されるまま大き過ぎる決断をしたようにしか見えなくて「え、本当にそれでいいの? この先の展望をどう考えているの?」とあまり納得できなかった。2023/03/19
らくだ
2
面白かった!500頁を超える大作で時間はかかったが、壮大でとても魅惑的な作品だった。シリーズ1巻では封じられた魔術と魔術師たちの秘密の話だったが、今回は冷酷な王女に心酔する辺境の姫ラヴァンドルが一人で立つ話だった。高慢な娘かと思ったらラヴァンドルも色々抱えていてとても好ましい人物。1巻の主人公の魔術師カップルタージェスヴェンとアトルラーゼも活躍するし、キャラクターが立っててとてもワクワクした。3巻!楽しみ!2023/03/22
さく
1
前作に続き、音楽と魔術の異国情緒あふれるファンタジー。今回は小竜公ラヴァンドルがメイン。傲慢で強がりだが、王女エスリエンタを敬愛し、自身の務めと悩みの間で葛藤するさまが描かれる。前作に登場した人たちもちゃんと出てくるので安心。詩と楽器がおりなす王国に、近代的な帝国が忍び寄る。どんどん話が壮大になってきて、「これはとんでもない物語を紐解いてしまったぞ!」とわくわくさせてくる。続編もあると期待。2025/04/14
イツキ
1
だいぶ長いこと積んでたので前巻の内容ほぼ忘れちゃってたんだけど(登場人物ほぼ共通なのにタージェくらいしか覚えてなかったw)なんとか読了。ラヴァンドルとソルヴィグの関係性がめっちゃ好きなやつでした。今回も今回で竜とか陰謀とか好きな要素たくさんだったけど、音楽×魔術の美しさは前巻の方がよく味わえたかな。思いっきり続きそうな終わり方なので気長に待ちたいと思います。2024/11/16
ゆい
0
2023年に。