香港陥落

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香港陥落

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065300237
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

1941年12月8日未明、日本軍はハワイオアフ島の真珠湾軍港を奇襲攻撃、太平洋戦争が始まった。さらに同日未明、当時イギリスの植民地だった香港攻略作戦を開始した日本軍は18日に香港島へ上陸、25日、イギリスは全面降伏。以降、香港は3年8ヵ月にわたって日本の統治下に置かれた――
元ロンドン駐在の外交官・谷尾悠介、イギリスから香港へ流れ着いて通信社で働くリーランド、香港の貿易商・黄。日本軍が占領する直前のイギリス領香港で出会った国籍の異なる三人。酒と広東料理とシェイクスピアを愛する男達が、それぞれが秘密を抱えながらも奇妙な絆で結ばれていく。過酷な時代の狂風が吹き荒れる中、国家と個人はどう向き合えばいいのか。谷崎潤一郎賞・ドゥマゴ文学賞のダブル受賞作『名誉と恍惚』を凌ぐ、傑作長篇。

内容説明

1941年11月、日本軍政前夜の香港。暗い過去を秘めた日英中の男3人がペニンシュラ・ホテルに集い、飲み、食らい、語り合う。やがて夜は更け、歴史が動き始める―。守るべきは祖国か、個人の矜持か。時代の狂風に翻弄される男たちの愛と友情と苦悩を、哀切を込めて描きあげる、新たな傑作!

著者等紹介

松浦寿輝[マツウラヒサキ]
1954年東京生まれ。詩人、小説家、批評家、フランス文学者、東京大学名誉教授。1988年『冬の本』で高見順賞、95年『エッフェル塔試論』で吉田秀和賞、96年『折口信夫論』で三島由紀夫賞、同年『平面論―一八八〇年代西欧』で渋沢・クローデル賞平山郁夫特別賞、2000年『知の庭園』で芸術選奨文部大臣賞評論等部門、同年「花腐し」で芥川賞、05年『あやめ 鰈 ひかがみ』で木山捷平文学賞、同年『半島』で読売文学賞、09年『吃水都市』で萩原朔太郎賞、(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

182
芥川賞作家 松浦 寿輝、初読です。タイトルから歴史ミステリかと思いきや、純文学系の作家だけあって、シェークスピア・オマージュ香港歴史群像劇でした。 香港は、中国⇒イギリス⇒日本⇒イギリス⇒中国と統治者が変遷し、歴史の渦に翻弄されていますが、イギリス統治時代が一番良かったのでしょうか❓ https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=00003715402023/02/04

rosetta

36
★★★✮☆初読みの作家かと思ったら2018年に『無月の譜』を読んでいた。読メ便利。1941年日本による香港占領前後から戦後にかけて3人の男の交友の物語。外交官を辞し邦字紙の編集長をしている40初めの谷尾、香港政庁を辞めロイターの臨時職員をしている50後半の英国人リーランド、貿易会社に務める30台の中国人黄。前半は谷尾が主人公であり、後半はリーランド目線から見たsideB。上辺だけの付き合いであったが、確かに彼らの間には友情が存在した。この小説丸ごと先日読んだ上田早夕里の『上海灯蛾』のsideBでもある2023/05/09

わたなべよしお

24
 説明しにくいが、とても良い味わいの小説でした。ちょっと開高健を思い起こしたが、場所が香港で、旨そうな中華料理がいっぱい出てくるからか。とはいえ、味付けは開高ほどに豊穣でねっとりしているわけではない。むしろ塩味湯麵だけど滋味豊かだ。日本軍の香港侵攻で翻弄される日本人、英国人、中国人。第2部の展開が意表をついていて、これも良かった。2024/03/18

信兵衛

23
会話の妙と歴史譚を楽しめる上質の佳作、お薦めです。2023/02/05

てまり

7
日経新聞のおススメだったので読んでみた。日英中のそれぞれにバックグランドをもつ3人男の友情の物語。香港が日本領だった3年8か月を中心に、1941年11月から1961年7月までと長いスパンだが、実際の話は、その間の4日分。後半は、語り手が異なるサイドB。そこここにシェークスピアの戯曲がでてきたり、話すことと本心は別だったり、なかなか手強い作品だった。2023/03/13

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