講談社文芸文庫<br> フーコー・ドゥルーズ・デリダ

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講談社文芸文庫
フーコー・ドゥルーズ・デリダ

  • 蓮實 重彦【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065299258
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C0195

出版社内容情報

『言葉と物』、『差異と反復』、『グラマトロジーについて』。いまや古典となったフランス現代思想の名著をめぐって展開するこの「三つの物語」は、日本でニュー・アカデミズムが台頭する直前、1978年に衝撃とともに刊行された。フーコー、ドゥルーズ、デリダという哲学者が登場するものの、本書は哲学の概説書でも研究書でもない。それは思考の物語であり、「批評の実践」であり、「作品」を読むことの物語である。瑞々しく、極限までそぎ落とされた文体で、いまだ「読むことのレッスン」を体現し続ける批評家の、比類なき名著。

内容説明

今や古典となった『言葉と物』『差異と反復』『グラマトロジーについて』をめぐって紡がれた、この「三つの物語」は、一九七八年、衝撃とともに刊行された。哲学者が登場するものの「哲学の物語」ではない。概説書でも研究書でもない。本書は類を見ない批評論=批評の実践であり、「読むことの物語」である。瑞々しく、そぎ落とされた文体で“批評”を体現しつづける著者の真骨頂。

目次

1 肖像画家の黒い欲望―ミシェル・フーコー『言葉と物』を読む
2 「怪物」の主題による変奏―ジル・ドゥルーズ『差異と反復』を読む
3 叙事詩の夢と欲望―ジャック・デリダ『グラマトロジーについて』を読む

著者等紹介

蓮實重彦[ハスミシゲヒコ]
1936・4・29~。フランス文学者、映画批評家、文芸批評家。東京都生まれ。東京大学仏文学科卒業。パリ大学にて博士号取得。東京大学教授を経て、東京大学第26代総長。1978年、『反=日本語論』で読売文学賞、89年、『凡庸な芸術家の肖像』で芸術選奨文部大臣賞、2016年、『伯爵夫人』で三島由紀夫賞を受賞。1999年にはフランス芸術文化勲章コマンドールを受章する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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シッダ@涅槃

13
読メ登録だけでたぶん3回目の読了。医者の待合室での暇つぶしにKindle版書き出し無料で読み、「こんなに「とりあえずの序章」良かったか?」となって文庫版購入。◆ドゥルーズ→デリダ→フーコーの順で読む。フーコーは内容が具体的過ぎて(あと個人的に『言葉と物』に馴染みがなさすぎて)とっつきづらかった。デリダの論の後半から、蓮實氏のイメージを裏切るかのように、熱っぽい語り口で驚かされた。また、「修養」「レクチュールのレッスン」「教育」といったワードが強調され、その場は「作品」であるいう主張(?)は重要だろう。2025/07/04

Yohei Kobashi

2
著者がフーコー・ドゥルーズ・デリダの著作を一作ずつ取り上げて語る本。とてつもない名著であり、短く要約できる内容ではないのでコメント欄も使い長々書く。ポストモダンを代表する3名の哲学者を取り上げている千葉雅也の現代思想入門と重なり、千葉雅也を介して本著を解釈することは不可能ではない。しかし、その読書体験は全く異なる。一番の違いは切実さの有無である。著者はポストモダンの姿勢が抗い難く知の否定に繋がることを切実に受け止め、それと向き合うための何かを三作から読み解こうとする。本著を読むことはその追体験である。2024/02/23

鏡裕之

1
いかにも80年代的な、ニューアカデミズム・ファッション。 浅田彰の『構造と力』を読んだ時にSFみたいだなあと思ったけど、本書も物語的衣装・意匠をまとってるね。2022/11/23

劇場型

0
三つの書物それぞれへの「批評」。『構造と力』以前のいわゆるポスト構造主義の受容について知りたく読んだのだが、それぞれの書物が何らかの「物語」を偽装・模倣しているという読みはとても明快でありながら、それらの書物がおよそ10年前に刊行されたものであるというおおまかな同時代性の空気がなんとなく感じられた。本当に全く理解できたとは言いがたいけれども……2024/09/19

bookcustomer

0
90年代に米国でソーカル事件というのがあり、そのアランソーカルという教授が、自身が教鞭をとる分野とは別の哲学の学術誌に自身の論文を送ったらその学術誌に通り、掲載されて発表されたそうで、そのカーソル教授がその後に哲学の単語を並べただけと会見で公表したそうで、外来語やその外来語の翻訳されたその難解な単語の意味が分からないとその文の内容が分かりませんが、またタイトルにあるフーコーというフランスの哲学者ですが、読者に情けを寄せさせるような文を書くことを嫌ったそうで、当本は読了はしました。

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