ヤングマガジンＫＣ 賭博堕天録カイジ２４億脱出編 〈２０〉

福本伸行

講談社（2022/11発売）

• サイズ コミック判／ページ数 176p／高さ 19cm
• 商品コード 9784065298077
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

ワン・ポーカー勝負に勝利したカイジは、24億円もの大金を手に入れることに。次なる難問は、圧倒的にかさばる現金24億と、帝愛の追手だった‥‥。
母親へのプレゼントを買いに百貨店にやってきたマリオだが、本人は気づかぬまま、帝愛の追っ手に包囲されてしまう。現場の指揮を執る遠藤は、あえてマリオを泳がせ、カイジたちを一網打尽にしようとするが、帝愛配下のミスもありマリオを見失ってしまう。その中で自分の置かれた状況に気づいたマリオ、そして連絡を受けたカイジはこの絶望的危機を脱することができるのか？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ぐうぐう]

賭博とは騙し合いであることを改めて痛感させられる最新刊。知らないフリをして相手を油断させ、気付いていないフリをして相手の企みの先を行く。そして騙し合いは、接近戦でこそ躍動する。賭博がカードやサイコロを挟み、相手の顔を間近で睨みながら、その心理を探るように、包囲された百貨店という密室でおつまみ３点セットと餃子を食いながらの騙し合いは、なんとも賭博堕天録にふさわしい。

2022/11/09

[北白川にゃんこ]

さすがはカイジさん悪知恵が働く！

2023/02/22

[チューリップ]

デパート包囲網からは抜け出せていないので話としては進んでいないんだけど、最近ずっとイージーモードって感じだったので久しぶりに帝愛相手に緊迫した展開になっていて続きは気になる。マリオのピンチに見捨てるんじゃなくてすぐに助ける為に策を練るカイジは良い奴だなと思う。マリオ、ビール飲み過ぎていざ逃げる時にちゃんと走れるのか心配になる。

2023/01/07

[笠]

3.5 新刊読了。追跡と包囲に気付いたマリオはカイジに相談し、一発逆転の大脱出を狙う。そのために気づいてないフリで昼ビールをかますが、遠藤がゆさぶりをかけるという展開。久しぶりにまともな頭脳戦になりそうでちょっと面白かった。でも多分ベストの行動はカイジがデパートの周辺が確認できる高所に行って包囲の様子を見つつ、包囲が解消されるまで女子トイレの個室で粘ることじゃないかなぁ。マリオは軽率な行動でピンチを招いてるんだから便所の水でも飲んで３日くらい我慢するのも仕方ない。

2023/01/29

[jojoemon]

相変わらず展開は遅すぎるが、包囲網脱出作戦がどうなるのかと少しドキドキしている。今時の展開の早い漫画なら1/10位のページ数で解決してそうだが、このゆったり感も一つの味として楽しみます。

2023/01/05