出版社内容情報
最終決戦!!
りすか一行は、ついに父・水倉神檎のもとへ――
魔法少女×冒険×推理小説「りすかシリーズ」完結!
内容説明
『六人の魔法使い』を追い、順調に旅を続けてきた供犠創貴。だが、残る二人―水倉鍵と結島愛媛を前に、窮地に陥っていた。仲間の水倉りすかとツナギは戦闘不能。己に残された時間も、あと数分…。創貴は、りすかから譲り受けた心臓の鼓動を感じながら、起死回生の策に出る。時を超える魔法冒険譚、完結!
著者等紹介
西尾維新[ニシオイシン]
1981年生まれ。2002年に『クビキリサイクル』で第23回メフィスト賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hnzwd
19
魔法少女りすかシリーズ第四段。完結篇。世界滅亡というシリーズ最大の大ピンチに、最後の魔法と、予定調和的ながらも納得のエンディング。最後まで駆け抜けたなあ。西尾維新っぽさが満載のシリーズでしたが、P188〜P193までの魔法シーンは圧巻かも。2023/04/02
じお
9
★★★☆☆ キズタカとりすかは時を超え水倉神檎との最終決戦に挑む、果たしてその結末は、新本格魔法少女物語完結の第4巻。まずまず、私はまとめて読んだので気にしなかったのですが、どうやらこの最終巻が出るまでリアルに10年以上のブランクがあったらしくそうしたメタっぽいギャグセリフがあったり、なんかこうストーリーがラストにしてなんとも言えない展開を迎えたりと。他の方も書いてらっしゃいますが、ひょっとして時間の流れを作中と現実で同期させる為にわざと刊行期間をあけたのではないかとetc。→2023/06/16
にぃと
8
講談社ノベルス版登録済み。1~3巻は文庫で読んでおり、4巻も文庫でコンプリートしたかったのでこうやって早く刊行されて嬉しい。 追っ手から逃れるため17年後の世界に転移した創貴たち。かなり強引な力業にも見えるが、時間が進む=キャラの成長が鍵になってくるし、リアル時間と合わせてきたので、どこまで想定通りだったのかは判断できない。読んでるとそんなに違和感ないし。ただ、このエンディングはこれだけの時間が流れたからこそ描けるものだったと思う。2023/03/05
HERO-TAKA
4
「人類最強のヴェネツィア」であった自虐ネタ。まさか本当に回収されるとは。2003年にファウストに1話目が掲載されてから17年間、打ち切りとも言われた前巻よりおよそ15年ぐらいは待たされた。それを逆手にとったまさかの展開。後付でも思わず笑えてしまうまさかのガジェットが炸裂する。昔作者が「創貴は深く思考するタイプなので地の文の改行をわざと少なくしてる」と仰っていたが、その要素にもひとつの答えを出したのが心に残った。いーちゃんもパパになったことだし、もう魔法も少女もどこにもいない……のかな?2023/09/04
どどんぱー
2
戦闘シーンが少ないようだが、話がまとまったエンディングへと繋がっている。少し回送運転っぽい巻だ。2023/03/31