私のことだま漂流記

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  • サイズ 46判/ページ数 312p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065295915
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

すがすがしく力強い声がする。
この先、人間として小説家として迷ったとき、
私はこの本の言葉に奮い立たされることになるだろう。
ーー宇佐見りん

山田詠美は常に今を生きている。それも常に今に迎合せずに。
だからこそ、誰よりも文学を愛した少女は、誰よりも文学に愛される作家となったのだ。
ーー吉田修一

初めて「売文」を試みた文学少女時代、挫折を噛み締めた学生漫画家時代、高揚とどん底の新宿・六本木時代、作家デビュー前夜の横田基地時代、誹謗中傷に傷ついたデビュー後、直木賞受賞、敬愛する人々との出会い、結婚と離婚、そして……

積み重なった記憶の結晶は、やがて言葉として紡がれる。「小説家という生き物」の魂の航海をたどる本格自伝小説。

私は、この自伝めいた話を書き進めながら、自分の「根」と「葉」にさまざまな影響を及ぼした言霊の正体を探っていこうと思う。
ーー山田詠美

内容説明

初めて「売文」を試みた文学少女時代。挫折を噛み締めた学生漫画家時代。高揚とどん底の新宿・六本木時代。作家デビュー前夜の横田基地時代。誹謗中傷に傷ついたデビュー後。直木賞受賞、敬愛する人々との出会い、結婚と離婚、そして…。積み重なった記憶の結晶は、やがて言葉として紡がれる。

目次

宇野千代先生、お心拝借
明日、死ぬかもしれないよ
小説家のお手伝いさん
小説家は格好いい?
めざせ、読者のなれの果て
山田家が始まった
母、誰よりも家を愛す
本の行商さん
初、売文業失敗す
代筆屋で学ぶ〔ほか〕

著者等紹介

山田詠美[ヤマダエイミ]
1959年東京都生まれ。’85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞を受賞し小説家デビュー。’87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、’89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、’91年『トラッシュ』で女流文学賞、’96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2001年『A2Z』で読売文学賞、’05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、’12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、’16年「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヴェネツィア

362
山田詠美さんが文学修行時代に大いに励まされたのが、毎日新聞に連載されていた宇野千代のエッセイ「生きて行く私」だったそうだ。その同じコーナー「日曜くらぶ」を、御年63歳になった詠美さんが担当して書いたのがこれ。新聞への連載ゆえか、毒舌は影を潜めてはいるが、訴えと叫びは心底からのものである。修業時代から今日にいたるまでの半生記のスタイルをとる。63歳といい、半生記といい、時間の流れの速さになんだか、感無量といった気分になる。こういうのを書いても山田詠美はさすがに上手い。詠美ファンには強推薦!2024/07/26

starbro

249
山田 詠美は、新作中心に読んでいる作家です。本書は、本格自伝小説という触れ込みですが、自伝小説というよりも、自伝的エッセイでした。著者はイメージよりも真っ当な人生を歩んでいます。しかし宇野千代を師として仰いでいるとは思いませんでした。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004583.000001719.html2022/12/10

R

91
自伝というには、軽くて読みやすすぎて、エッセーなのだけども語られる内容に時代を感じて、文壇という怪しからんものの香りを嗅げるものでとても面白かった。デビュー時はすごく大変だったろうことがわかるのだけど、怨念めいた恨み節ではなく、そういうこともあったと、もはや昇華してしまっている強さが読めて楽しい。小話のように、でてくる挿話は歴史の生き字引的な風もあって、文壇のある時代を生きた人なんだと、その語りを聞けるようですごくよかった。2023/05/15

nonpono

72
一関に移動中。山田詠美の自伝。今日は充電と時間があるから読めた。改めて、わたしにバリ島と宇野千代先生を教えてくれたのは山田詠美だと再確認出来た。そして読書の地図は広がるんだ。もう宇野千代先生が最高にかっこよく艶っぽい。宇野千代先生が山田詠美という作家に目をかけたのは、今になり俯瞰してわかるような気がする。才能と才能が共鳴したのだ。そんなハーモニーが優しい。最後の阪神大震災の被災者の山田詠美のサイン会に来たファンの方の、全てを失ったけど山田詠美の新作を読める自由に励まされます、に大号泣。血の通った言葉だ。2024/10/10

ネギっ子gen

70
発表舞台が、リスペクトする宇野千代先生の『生きていく私』と同じ毎日新聞紙面。エッセイと見紛う“「根も葉もある嘘八百」のような自伝めいた小説”。著者は、生まれて初めて書いた小説でデビュー。<20代半ばだった。今現在とは全然異なるポイントにおいて厳密だった私。色々と許せないことが多かった。では、今、60を過ぎてどうかと言えばずい分と柔らかくなったのである。いい加減さをマスターしたのか、世に言われる「こだわり」というものが格好悪く思えて来た>。著者あまり読んでない。以後心して読みたし。えっへん! ははははは。⇒2023/05/13

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