講談社文庫<br> スイッチ―悪意の実験

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講談社文庫
スイッチ―悪意の実験

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065293379
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

夏休み、お金がなくて暇を持て余している大学生達に風変わりなアルバイトが持ちかけられた。スポンサーは売れっ子心理コンサルタント。彼は「純粋な悪」を研究課題にしており、アルバイトは実験の協力だという。集まった大学生達のスマホには、自分達とはなんの関わりもなく幸せに暮らしている家族を破滅させるスイッチのアプリがインストールされる。スイッチ押しても押さなくても1ヵ月後に100万円が手に入り、押すメリットはない。「誰も押すわけがない」皆がそう思っていた。しかし……。

第63回メフィスト賞を受賞した思考実験ミステリが文庫化!

内容説明

私立狼谷大学に通う箱川小雪は友人たちとアルバイトに参加した。一ヵ月、何もしなくても百万円。ただし―“押せば幸せな家族が破滅するスイッチ”を持って暮らすこと。誰も押さないはずだった。だが、小雪は思い知らされる。想像を超えた純粋な悪の存在を。第63回メフィスト賞受賞の本格ミステリー長編!

著者等紹介

潮谷験[シオタニケン]
1978年京都府生まれ。本作で第63回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yukaring

70
〈押せば幸せな家族が破滅するスイッチ〉をあなたは押しますか?不思議な実験に参加することになった主人公・小雪。それはスイッチを持たされ、押しても押さなくても100万円貰えるアルバイト。普通に考えると誰も押すはずないのに・・。心の奥底の悪意は常識では測れない。幸せそうな家族やふざけ合う友人たち、仲睦まじい恋人同士など皆が額面通りではないかもしれない。人間の抱える闇や迷いを感じさせられるストーリーで複雑な人間心理がよく描かれていた。欲を言えば真相にもうひと捻り欲しかったがラストは綺麗にまとまり読後感はよかった。2023/07/28

夜桜キハ

64
面白くて一気よみ。友人のセンスに驚愕(笑)押すメリットはないスイッチを何となく押してしまうという悪意の実験のために、集められた主人公たち。押す過程を描くかと思いきや、押した後の心理戦でした。主人公の考えが変わる瞬間や、押した本人が何を思ったのか。二転三転して、とっても面白かったです。実験主催者安楽さんの考えが変わる……とこも好き。宗教の話も入ってきて、途中やや胸糞悪いですが、エンドはちゃんとした形で良かったです。主人公の口調もクセになるのでサクサク読みやすく、久しぶりに当たりの本を引きました……!最高。2023/11/18

Kanonlicht

51
実験のモニターとして、ある家族の命運を握るスイッチをゆだねられた6人の男女。押しても押さなくても報酬は変わらない、それでもスイッチを押す人間はいるのか否か。もちろんただの心理サスペンスで終わらず、後半ある事件が起きてしっかりミステリーになっていく。良く練られたストーリーだけど、設定はちょっと盛りすぎの気も。このデビュー作以降も精力的に執筆しているようなので、ほかの作品も読んでみたい。2024/11/13

だーい

47
押せば幸せな家族が破滅するスイッチを持つという実験に参加した6人の男女。純粋な悪を軸に二転三転していく感じがメフィスト賞っぽくて面白かった。途中の宗教の話はよく分からず…。悪は目に見えるものもあるが、露見してないものの方が多い気がするのでタチ悪いよなあと思った。香川さんが裏があるのかと読んでいたが、ただの飲んだくれで笑ってしまった。2024/12/22

annzuhime

46
純粋な悪意。心理コンサルタントの実験に集められた男女。アプリのスイッチを押すとある家庭への援助が終わる。押しても押さなくても報酬は100万円。参加者同士や企画のコンサルタント、そして対象の家族。それらの心理的なやり取りがメインかと思って読んでたんだけど。途中からガッツリ宗教でちょっと残念。前半が面白かっただけに失速感が否めない。そして地の文が軽すぎてあまり好きじゃなかったな。インスタで紹介されてたのと、帯にも惹かれて購入。でも少し煽りすぎてる感じがしました。2024/12/15

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