出版社内容情報
『三匹の子豚』が朝ドラで大ヒットした斉川亜樹。
鳴かず飛ばずの時代からようやく抜け出し、忙しくも穏やかな生活を送っていた。
そんなある日、彼女のもとに武蔵野市役所から一通の封書が届く。
その内容は、会った覚えもない、叔母の赤松三代子なる人物の扶養が可能かどうかという照会だった。
亜樹はパニックに陥る。
見ず知らずの叔母の面倒を本当にみる義務があるのか――と。
混乱しつつも役所からの問い合わせは放置していると、急に固定電話が鳴る。
電話を取ると、相手は開口一番、赤松三代子のことで話があるという。
問い合わせの回答をしていなかったので、役所からの電話かと思いきや、
『NPO法人 ありがとうの里』の菊村藍子という人物からだったとわかる。
彼女は、会って三代子の話がしたいと言う。仕方なく会う約束をした亜樹だったのだが――。
真梨ワールド炸裂! 衝撃の結末にページをめくる手が止められない!
内容説明
「あたしの波乱万丈な人生は、絶対“朝ドラ”向きだと思うのよ」母の口癖が私の人生を狂わせた。朝ドラ『三匹の子豚』が大ヒット。脚本家として再び注目される斉川亜樹に一通の封書が届く。叔母だという人物の扶養義務に関する書面だった。聞いたこともない叔母の出現を境に絶頂だった亜樹の人生が翳っていく。
著者等紹介
真梨幸子[マリユキコ]
1964年宮崎県生まれ。多摩芸術学園映画科卒業。2005年『孤虫症』(講談社文庫)で第32回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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