ここでは誰もが嘘をつく

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  • サイズ 46判/ページ数 368p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065292822
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

この仕事は、誰かがやらなければいけない。
目の前の患者を救うことを、分け隔てなく。

函館にある医療刑務所分院に努める金子由衣(かねこゆい)は、2年目の矯正医官。医療刑務所では、患者である受刑者の平均年齢も高く、凶悪な罪を犯した者も基礎疾患などを抱え医師の助けを必要としている。一方で不調を訴え刑務作業逃れをしようとするものも多い。受刑者の過去の罪と患者としての現在の状況を毎日のように目の当たりにし、贖罪とは何かを考える由衣だったが、当直の晩、糖尿病を患っていた前科四犯の受刑者が亡くなった。これは医療事故か、あるいは殺人事件なのかーー。

内容説明

函館にある医療刑務所分院に勤める金子由衣は、2年目の矯正医官。医療刑務所では、患者である受刑者の平均年齢も高く、凶悪な罪を犯した者も基礎疾患などを抱え医師の助けを必要としている。一方で不調を訴え刑務作業逃れをしようとする者も多い。受刑者の過去の罪と患者としての現在の状況を毎日のように目の当たりにし、贖罪とは何かを考える由衣だったが、当直の晩、糖尿病を患っていた前科四犯の受刑者が亡くなった。これは医療事故か、あるいは殺人事件なのか―。この仕事は、誰かがやらなければいけない。目の前の患者を救うことを、分け隔てなく。

著者等紹介

嶋中潤[シマナカジュン]
1961年千葉県生まれ。東北大学理学部卒業、東京工業大学大学院修了。国際宇宙ステーション利用業務に従事。2013年、『代理処罰』で第17回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

昼寝ねこ

148
犯罪受刑者の医療を行うための成人矯正医療センターに勤務する医療従事者の物語。改善の見込みのない犯罪者に手厚い医療が必要かは難しい問題だ。なにより被害者より加害者の方が大切にされる現実には吐き気を覚える。題材がとても魅力的で重厚感があり何が正しいのか考えさせるヒューマンドラマであり、医療サスペンスミステリーでもある。しかしストーリー進行が独特なので読みにくい面があるかもしれない。ラストの展開には疑問が残る。この決着のつけ方で本当に良かったのだろうか?2024/06/29

モルク

120
医療刑務所函館分院に勤務する女医金子由衣が主人公。医師ではあるが法務技官という肩書。罪を犯し服役中の人が病気になったら…やっぱり助けるのが義であろう。だが、そんなやつをどうして助けるのかという被害者、そして出所すれば必ず重大な罪を犯すとわかっている人をも治療しなければならないという葛藤。少しミステリー色を交えながら患者、家族そして病院内の人間関係を描く。医師になろうとする学生のための修学資金。そしてその返済のために3年間就労しなければならないという制度を知った。2023/01/31

おしゃべりメガネ

111
これはまた素晴らしい作品、そして作家さんとの出会いがここに現れてくれました。北海道は函館にある『医療刑務所分院』でのお話です。そこにいる患者とはもちろん言うまでもなく、皆'犯罪者'の受刑者たちになります。彼らは平均年齢も高く、勤務する二年目の主人公「金子由衣」は日々、受刑者たちの過去に犯した罪と、病を抱える患者としての今の姿を照らし合わせ、贖罪とは何かを悩みながら、従事しています。ミステリーでもあり、サスペンスでもあり、そして重厚な人間ドラマが圧倒的なリアルな姿でここに綴られており、深く考えさせられます。2024/06/18

ma-bo

98
医療刑務所が舞台。2年目の矯正医官金子由衣が主人公。向き合う患者は犯罪者。罪を犯した者、出所すればまた罪を犯すかもしれない人も治療しないといけないのかという葛藤。誰かがしなければならない仕事で直面する先輩医療スタッフや刑務官のそれぞれの思いも描かれる。犯罪者、加害者家族、被害者家族が物語に絡み、そしてインシュリン注射後の死亡が、事故?故意?の事件要素もあり詰め込みすぎな気はしたけど…職務に携わる方の葛藤や刑務所医療のシステムや現状・課題などが詳しく説明されており分かりやすく読める内容ではあったかな。2023/04/29

ゆみねこ

92
医療刑務所では患者である受刑者は高齢化し、医療と介護が必要になる。過去の罪と患者としての現在、医師2年目の金子由衣は当直の夜に急死した受刑者の死因に不審な思いを抱く。高齢化する受刑者のことはTVの特集で観たことがあり、何ともなり切れない。目の前の患者を救うのが医療者の使命とはいえ、とても大変な仕事だと感じた。2023/03/07

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