太陽諸島

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  • サイズ 46判/ページ数 344p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065291856
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

世界文学の旗手が紡ぐ、初の連作長篇三部作、完結!
響きあう言葉とともに地球を旅する仲間たちの行方は――。国境を越えて人と人をつなぐ、新しい時代の神話

ヨーロッパで移民として生きるため、自家製の言語「パンスカ」をつくり出したHirukoは、消えてしまった故郷の島国を探して、仲間たちと共に船の旅に出る。一行を乗せた船はコペンハーゲンからバルト海を東へ進むが、沿岸の港町では次々と謎めいた人物が乗り込んできて――。

言葉で結びついた仲間たちの、時空を超えた出会いと冒険を描く、多和田葉子の新たな代表作。
『地球にちりばめられて』『星に仄めかされて』に続くサーガ、ついに完結!








内容説明

ヨーロッパで移民として生きるため、自家製の言語“パンスカ”をつくり出したHirukoは、消えてしまった故郷の島国を探して、仲間たちと共に船の旅に出る。一行を乗せた船はコペンハーゲンからバルト海を東へ進むが、沿岸の港町では次々と謎めいた人物が乗り込んできて―。言葉で結びついた仲間たちの時空を超えた出会いと冒険を描く多和田葉子の新たな代表作。

著者等紹介

多和田葉子[タワダヨウコ]
小説家、詩人。1960年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。ハンブルク大学大学院修士課程修了。文学博士(チューリッヒ大学)。1982年よりドイツに在住し、日本語とドイツ語で作品を手がける。1991年『かかとを失くして』で群像新人文学賞、1993年『犬婿入り』で芥川賞、2000年『ヒナギクのお茶の場合』で泉鏡花文学賞、2002年『球形時間』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、2003年『容疑者の夜行列車』で伊藤整文学賞、谷崎潤一郎賞、2005年にゲーテ・メダル、2009年に早稲田大学坪内逍遥大賞、2011年『尼僧とキューピッドの弓』で紫式部文学賞、『雪の練習生』で野間文芸賞、2013年『雲をつかむ話』で読売文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。2016年にドイツのクライスト賞を日本人で初めて受賞し、2018年『献灯使』で全米図書賞翻訳文学部門、2020年朝日賞を受賞。同年、紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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starbro

210
以前から気になっていた多和田 葉子、初読です。本書は、アイロニー&メタファーに溢れた近未来日本消滅世界小説、本年のBES20候補です。個人的には、公用語はバンスカ語ではなく、エスペラント語およびそのエリアの独自言語で、ゆるやかな世界連邦を望んでいます。主人公のHirukoが私の地元新潟出身だとは思いませんでした。 連作長篇三部作の完結篇ということなので、第一部、第二部も読んでみたいと思います。 https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=00003690712022/12/18

KAZOO

107
多和田さんの最近作で「地球にちりばめられて」「星に仄めかされて」に続く三部作の最終作です。前2作は忘れてしまっていますが、簡単な「ガイド」と人物紹介があり参考になります。さまざまな国の人がひとつの舟に乗りバルト海を航海して極東を目指します。そのあいだのやり取りが非常にわかりやすい言葉で語られます。本当に多和田さんの文章は読みやすくすらすら読み進めることができます。これもドイツ語で出版されているのでしょうか?ノーベル文学賞を是非取ってもらいたいですね。2022/11/26

どんぐり

92
Hiruko、クヌート、アカッシュ、ナヌーク、ノラ、Susanooの5人。言葉で結びついた仲間たちとの船の旅。コペンハーゲンからバルト海沿岸を東にたどる。東は太陽が這い上がり、記憶を目指す旅。シベリア鉄道に乗れば、大陸の東の果てに着く。海への出口を持つ国の海岸線は短い。「ユニクロとウニクロ」「ウニとクロ」「ウサギとウニ」「サギとワニ」「ワニと罠」の言葉遊びも終わる。いよいよフィナーレ。2024/10/10

榊原 香織

78
3部作の最終巻(それともまだ続く?)。3作とも面白かった。1作目の新鮮さは薄れたけど。 冠詞についての議論とか、言語学小説といおうか。 今話題?のロシアの飛び地、カリーニングラードも出てくる。 登場人物ではアカッシュが好きだな2024/03/01

チャーリブ

55
Hiruko三部作(勝手な命名です)の完結編。消えた日本を探す船旅に出たHirukoたち6人ですが、なせかバルト海を東に進んで沿岸の諸都市を訪ねます。ロシアの飛び地・カリーニングラードで、ウラジオストック出身の男性教師がロシア人のヨーロッパへの憧れと不安について語っています。ロシア人の「誇りを傷つけられるなら我が道を行く」という考え方に対して「我が道などない。旅は道連れです」とHirukoの仲間が応えるところが象徴的です。言語と同じくひとつの国家に囚われない生き方の可能性を指し示す作品となっています。○2022/12/24

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