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出版社内容情報
「――組織の再生の方法、ご存じですか?」
高校生社長、木下優多は、若くして財産を築くが、金に目がくらんだ友人や親戚に裏切られ、果ては父親に刺されてしまう。
絶望した優多を救ったのは、召喚主にして心優しき異世界の亡国の姫君、ミユの涙と純真な心から生まれた、小さな未練だった。
国を喪ったミユに残されたものは、千を超える民とただ穴を掘るだけの魔法。民を巻き込む総反撃しかないと唱える軍務卿に、優多は待ったをかける。
「戦争は不要です。ミユに街を掘り出してもらいましょう」
これは再生屋と呼ばれた少年が、少女のために国を再生する物語。
内容説明
「―組織の再生の方法、ご存じですか?」高校生社長、木下優多は、若くして財産を築くが、金にめがくらんだ友人や親戚に裏切られ、果ては父親に刺されてしまう。絶望した優多を救ったのは、召喚主にして心優しき異世界の亡国の姫君、ミユの涙と純真な心から生まれた、小さな未練だった。国を喪ったミユに残されたものは、千を超える民とただ穴を掘るだけの魔法。民を巻き込む総反撃しかないと唱える軍務卿に、優多は待ったをかける。「戦争は不要です。ミユに街を掘り出してもらいましょう」これは再生屋と呼ばれた少年が、少女のために国を再生する物語。講談社ラノベ文庫新人賞優秀賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
10
再生屋と呼ばれるほどに幾多の企業を再建し、周りの全てに裏切られた少年が異世界の亡国の姫君に召喚され、始まる物語。―――彼女の為に立て直せ、彼女を使い潰す駒として。 ヒロインをこれでもかと扱き使いながらも、圧倒的な成果を叩きだしていく物語であり、経済という武器で状況をコントロールしていく、経済的な面白さと、再生の温かみがあるいい意味でレベルの高い物語である。必要ならば世界を買い取る、新たな戦いに進む少年の前に未来はあるのか。心配する必要はないだろう、頼れる仲間達がいるのだから。 次巻も勿論楽しみである。2023/01/03
菊地
3
内政チート系作品。それなりに面白いけど、根本的にヒロインさんの能力が「分かり易く、有用な、チート性能」なので、「価値が低いと思われていた能力を工夫で上手く使う」という印象はやや薄目。 ただ、こき使われるヒロインちゃんはかわいかった。2023/06/14