出版社内容情報
病と称して江戸城に現れない毛利家2代目当主を引っ張り出せるのか。痛快! 凄腕コンサル時代劇第2幕。
本作の舞台は江戸。戦国の毛利元就からつながる長州藩2代目当主の毛利綱広は反骨心が強く、徳川家に仕える身でありながら、病と称して江戸城に行かないことがあった。大江戸コンサル、戸ノ内兵庫はどうやって綱広を引っ張り出すのか。
内容説明
長州藩二代目当主の毛利綱広は、徳川家に仕える身でありながら、登城の日に病と称し江戸城に行かないことがあった。その裏には毛利家に近づく巫女がおり、怪しい傀儡師が糸を引く倒幕の動きも進んでいた。江戸のトラブルシューター・戸ノ内兵庫は綱広を登城させ、陰謀を阻止できるのか?
著者等紹介
谷口雅美[タニグチマサミ]
神戸女学院大学卒業。「99のなみだ」「最後の一日」「99のありがとう」などの短編小説集に参加。2016年、第44回創作ラジオドラマ大賞に佳作入選し、翌年NHKラジオ「FMシアター」にて入選作『父が還る日』放送。2017年『大坂オナラ草紙』で第58回講談社児童文学新人賞佳作入選。FM尼崎「5週目だヨ!神さま仏さま」のアシスタントを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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W-G
241
シリーズ化されるとは思っていなかった。コミカルで読みやすく、独特の個性も感じられるので、嫌いではないが、タイトルの「リモートでござる」からして、すでに内容とのリンクが薄く、どこら辺りがリモートなのか、意味不明になってしまっている。早くもネタ切れを予感させてならない。実在の大名を、上手く物語にはめ込んでいくのが大変そう。たしか、前作は、幸利の地元絡みで書かれていたはずで、作者も、シリーズ化は想定していなかったのではなかろうか。決め台詞「おそれながら」の切れ味も、一作目にやや劣るように思えた。2022/10/05
麻友
3
図書館で借りて読了。前作から1年3ヶ月位開いてるんで、ところどころ設定を忘れてたり…読みやすかったし、面白かったけど、何がリモート?って旦那に聞いたら、登城しないのがリモートじゃ?って言われた。そうなのかな?確かに最後まで登城してないよな…とりあえず次作に期待。2023/07/11
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- 和書
- これはのみのぴこ