黒と白のあいだで―翔の四季 秋

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黒と白のあいだで―翔の四季 秋

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  • サイズ 46判/ページ数 176p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065287705
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

『ルドルフとイッパイアッテナ』シリーズでおなじみ斉藤洋が贈る、「翔の四季」シリーズの第二作。少年・翔の四季を通して描かれる目に見えるものと目に見えないもの、見えるものと聞こえるものの交差点。

翔の家の近くで、明け方に火事が起こった。しかしそれは、犯人がつかまらないまま不審火として処理されてしまう。
同じ時期に、同級生が学校に持ってきていたレアカードがなくなる事件が起こる。その犯人は意外な人で……。
翔は、「目に見えるものだけが真実とはかぎらない」ことを知り、明け方の火事に思いをめぐらせる。

内容説明

小学生の翔は、あるとき、スポーツカーを見たあとで、その音が何十秒かずれてきこえることに気がつく。近所で起きた不審火、学校でのレアカード盗難事件…。翔は、友だちの涼とともに、「世界は見えたままでも、きこえたままでもない」可能性について、思いをめぐらせるようになる。

著者等紹介

斉藤洋[サイトウヒロシ]
東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞、『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞、『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞を受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞を受賞

いとうあつき[イトウアツキ]
1990年生まれ。文教大学教育学部卒業後、保育士としての勤務を経て、2016年よりフリーランスのイラストレーターとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みつばちい

30
翔の四季第二巻。今回は「聞こえてるものだけが全てではない」がテーマで、翔が音が少し遅れて聞こえる時があることで、学校で起きた事件の真相に辿り着く。 しかし、親友の涼の意見でそれを公にしないことにするが、、物事は白と黒、その人や立場によって見えるものは違う。それを決める時によく考えてどちらを選ぶか、そして決めてからは揺らがない。最後にそのようなことがお父さんとの会話で繰り広げられるが、なかなか深いテーマ。2022/10/03

Roko

28
世界で起こっていることは、見えたままじゃないし、聞こえたままでもない。同じことを体験しても、それをどう感じるのかは人によって違う。自分は黒と思っても別の人にとっては白かもしれない。そういうことを6年生で気づける翔と涼は、物事をよく考えている子たちなのでしょうね。先生だろうが、親だろうが、友達だろうが、自分と全く同じ価値観の人なんていないのだから、それを無理やり同じにしようとするのではなく、「人それぞれ」って理解するのって、とても大事なことなんだなって思うのです。2023/11/17

杏子

16
翔の四季、続編で秋。黒と白のあいだで、ってそういうこと。「正しさ」も人によってはいろいろだ、ということ。なかなか深い物語で、主人公は小学生だけど、ちょっと難しい。少なくとも私の勤務校の児童はまず手に取らないのでは?物音がずれて聞こえてくる、ということに気づいた主人公が、それはなぜなのか?追及することもなく、ただの現象として受け止めていること、斉藤さんらしい話だと思った。私は好きだけれどね!冬、春の刊行が待たれるところ!楽しみ!2022/10/29

lovemys

9
この話はどうだろうか。テーマになっているように、人により正義は違うから、私はこれを読んでモヤモヤしました。このモヤモヤを起こすことが目的なのかもしれないとも思ったり。色々と違和感がある物語だった。2022/10/29

ぱせり

8
見えたまま、きこえたままじゃないなら、正義ってなんだろう。翔の目線でゆっくりと進む物語は、途中で、さまざまな問いを読者に投げかける。答えは一通りではないから、考える。前回同様、まるで端役のように登場する動物が大きな役割を果たしている。偏った正義を責めることもせず、もくもくと生きる小さき者たちの代表のよう。2023/11/12

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