講談社現代新書<br> 枢密院―近代日本の「奥の院」

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講談社現代新書
枢密院―近代日本の「奥の院」

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  • サイズ 新書判/ページ数 342p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065285916
  • NDC分類 323.134
  • Cコード C0221

出版社内容情報

「仮普請」の近代国家=明治日本。未熟な政党政治の混乱から「国体」を護るための「保険」として、枢密院は創られた。しかし「制度」は、制度独自の論理により歩みはじめる。そしてついにはようやく成熟し始めた政党政治と対立し、政治争点化する。伊藤博文による創設から第二次世界大戦敗北、新憲法成立による消滅まで、その全課程を描く、新書初の試み。

内容説明

いまだ謎多き存在。創設から廃止まですべてを描く。

目次

第1章 枢密院の形成一八八八~一九一一(枢密院の誕生;枢密院の始動と最初の改革 ほか)
第2章 デモクラシーのなかの枢密院一九一二~一九二三(「枢密院問題」の浮上;第一次世界大戦期の枢密院 ほか)
第3章 枢密院と政党政治一九二四~一九三六(救済か、憲法の論理か;政党内閣との対立 ほか)
第4章 戦争と枢密院一九三七~一九四七(日中戦争と枢密院;枢密院のジレンマ ほか)

著者等紹介

望月雅士[モチズキマサシ]
1965年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、早稲田大学教育学部非常勤講師。専門は日本近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

98
天皇の政治顧問としての役割を期待された枢密院だが、やがて政党内閣の時代には枢密院自体が保守派の牙城と化して権力闘争に加わり、政治を混乱させる要因となった。226以降は軍部のテロに怯えて暴走を追認するばかりで、少なくとも当初はあった政界長老の御意見番というプライドも消え失せた。その体質は太平洋戦争の開戦から敗北に至るまで変わらず、大日本帝国の政治史に何の痕跡も残すことなく新憲法制定と同時に閉院した。結局、枢密院とは政治機構の盲腸に等しい存在であり、今後の歴史研究でも重視されることはないと証明する本になった。2022/07/18

trazom

96
枢密院と、天皇、政府、衆議院、貴族院との関係さえ、ちゃんと理解してなかった自分が恥ずかしい。伊藤博文の創設から新憲法での廃止までの60年間が詳細に描かれている。確かに、この組織の出自は民主的ではない。でも、治安維持法を批判し、満州事変や太平洋戦争に反対意見を表明(しかも天皇の前で)した組織の意義は大きいのではないか。戦後、新聞は、民主主義に逆行するとして枢密院廃止を訴えるが、戦争を賛美し国威発揚に加担した新聞社と枢密院なら、私は後者を信じる。民意に迎合することが民主主義と言うなら、それは間違いだろうが…。2022/08/04

nagoyan

19
優。個人的に「枢密院」に関心を持っていた。本書は、枢密院の60年に及ぶ歴史を紹介する。1887年の政治危機が、伊藤に枢密院の「発明」をさせた。議会と政府が対立した場合に、天皇を政治責任から守るための機関として構想されたが、井上毅はその必要を認めていなかった。立憲国家に例のない枢密院は、政党政治時代に至り、自身が政党内閣と暗闘を繰り広げるようになる。厳格な法解釈を行って内閣に対する抑制と均衡を果たしていた枢密院も戦争の進展に、単に追随するだけに至る。枢密院改革は、結局、廃庁まで果たされなかった。2022/06/23

かんがく

13
教科書では憲法制定の際と若槻内閣辞職の際ぐらいしか出てこない枢密院について、政府や天皇との関係から通史的に叙述していく一冊。枢密院の設置は必然ではなく、井上毅のような反対意見もあったということは初めて知り、もし枢密院がなければその後の歴史も少し違うものになっていたのかもしれないと思った。2022/08/02

ジュンジュン

11
枢密院、不思議な存在。誕生と同時に「枢密院、是か非か」を常に問われ続ける。そのくせ、明治体制崩壊まで生き残る。教科書的には、明治憲法下、大権を擁する天皇の諮問機関で合っていると思うが、では歴史的意義(アイデンティティ)は?帝国議会が開始されて消えたはずの有司専制。僕は、枢密院とはその有司専制の残滓、そんな気がした。2022/07/23

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