講談社文芸文庫<br> とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起

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講談社文芸文庫
とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起

  • 伊藤 比呂美【著】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 講談社(2022/07発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784065282946
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C0193

出版社内容情報

故郷をおんでて何十年、他国に流離で十何年、親も夫も子も危機で、死と老いと病とが降りかかる。それでも生き抜く伊藤しろみ。この苦が、あの苦が、すべて抜けていきますように。本書は詩であり、語り物であり、また、すべての苦労する女たちへの道しるべである。単行本未収録とげ抜きスケッチ2篇を巻末収録。
目次
伊藤日本に帰り、絶体絶命に陥る事
母に連れられて、岩の坂から巣鴨に向かう事
渡海して、桃を投げつつよもつひら坂を越える事
投げつけた桃は腐り、伊藤は獣心を取り戻す事
人外の瘴気いよいよ強く、白昼地蔵に出遇う事
道行きして、病者ゆやゆよんと湯田温泉に詣でる事
舌切らず、雀は婆を追い遣る事
梅雨明けず、母は断末魔に四苦八苦する事
ポータラカ西を向き、粛々と咲いて萎む事
鵜飼に往来の利益を聴きとる事
耳よ。おぬしは聴くべし。溲瓶のなかの音のさびしさを。の事
秋晴れに浦島の煙立ち昇る事
瘤とり終に鬼に遇い、雀の信

内容説明

故郷をおんでて何十年、他国に流離で十何年、親も夫も子も危機で、死と老いと病とが降りかかる。それでも生き抜く伊藤しろみ。この苦が、あの苦が、すべて抜けていきますように。本書は詩であり、語り物であり、また、すべての苦労する女たちへの道しるべである。単行本未収だったとげ抜きスケッチ2篇を巻末特別収録。萩原朔太郎賞・紫式部賞W受賞作。

目次

伊藤日本に帰り、絶体絶命に陥る事
母に連れられて、岩の坂から巣鴨に向かう事
渡海して、桃を投げつつよもつひら坂を越える事
投げつけた桃は腐り、伊藤は獣心を取り戻す事
人外の瘴気いよいよ強く、白昼地蔵に出遇う事
道行きして、病者ゆやゆよんと湯田温泉に詣でる事
舌切らず、雀は婆を追い遣る事
梅雨明けず、母は断末魔に四苦八苦する事
ポータラカ西を向き、粛々と咲いて萎む事
鵜飼に往来の利益を聴きとる事〔ほか〕

著者等紹介

伊藤比呂美[イトウヒロミ]
1955・9・13~。詩人。東京都生まれ。1980年代、女性詩ブームの先駆けとなる。出産育児エッセイの先駆けともなる。前夫と離婚し、1997年、子どもを連れて渡米。カリフォルニアでイギリス人パートナーと新家庭、やがて熊本に住む両親の介護のため日米を往復するようになる。2018年から3年間、早稲田大学教授。拠点を熊本に移す。子育て、更年期、介護―人生のおりおりを、詩に、文学に、昇華しつづける。90年代から始めた仏教文学、経典の現代語訳、人生相談においてもますます注目されている。『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』にて萩原朔太郎賞・紫式部賞をW受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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takao

3
ふむ2024/05/06

numa

1
あーーーーすごすぎる。逸脱からの逸脱からの、連想からの、飛躍からの、着地。すごすぎ。エッセイじゃない、小説でもない、じゃあ詩?いや詩というジャンルで括っていいのか?。 暖かく涙するシーンもあれば、ただただ言葉の迫力に気圧されるシーンもある、すごい。2022/11/18

にく

0
詩集にしては具体的で言葉の量も膨大で、エッセイにしてはリズム感がすごくて歌のようだった。 図書館で本を数冊借りる際に、箸休め的なノリで詩集を借りるつもりでいたら、度肝抜かれた。 笑いも混じえた諸行無常の描写、女性って強いなあと思いました。2023/11/05

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