講談社現代新書<br> 昭和の参謀

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講談社現代新書
昭和の参謀

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  • サイズ 新書判/ページ数 448p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065282236
  • NDC分類 396.21
  • Cコード C0221

出版社内容情報



前田 啓介[マエダ ケイスケ]
著・文・その他

内容説明

陸軍大学校を優秀な成績で卒業し、右肩から参謀懸章をさげ、軍の中枢で活躍した参謀たち。国家が総力を挙げて養成した俊英たちには、特に独断専行、大言壮語の形容詞がつきまとった。はたして、彼らは、どのような人生を歩んだのか。

目次

序章 参謀とは
第1章 石原莞爾―満洲事変という「下克上」
第2章 服部卓四郎―作戦指導の中枢と再軍備
第3章 辻政信―幕僚統帥の孤高と孤独
第4章 瀬島龍三―シベリア抑留、そして商社へ
第5章 池田純久―経済参謀の「国づくり」
第6章 堀栄三―反骨の情報参謀
第7章 八原博通―合理主義者の戦いと沈黙
終章 戦後社会と参謀

著者等紹介

前田啓介[マエダケイスケ]
1981年生まれ。滋賀県出身。上智大学大学院修了。2008年、読売新聞東京本社入社。長野支局、社会部などを経て、現在、文化部で近現代史や論壇を担当。満蒙開拓や、ペリリュー・アンガウルの戦い、硫黄島の戦い、沖縄戦、特攻、シベリア抑留など戦争に関する取材に関わってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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trazom

117
石原莞爾/服部卓四郎/辻政信/瀬島龍三/池田純久/堀栄三/八原博通の7名の参謀の、主に戦後の生き様を描いている。国会議員、経営者、政府顧問、村長など見事な活躍ぶりである。参謀は陸大の最優秀者だから、戦後日本での活躍も当然かもしれない。でも、頭脳明晰な彼らの発言は、戦時中の出来事を他人事のように客観的・合理的に分析するばかりで、それに関わったことへの自責の念や反省が完全に欠落している。人に司令官タイプと参謀タイプがあるとすれば、参謀とはそういう人種なのか。著者はそれを肯定的に描くが、私には納得できない…。2022/12/02

skunk_c

70
ちょっと評価の難しい本。新書としては分厚いが、7人の評伝を押し込もうとするとどうしてもひとりあたりの内容に限りが出る(例えば石原莞爾の二・二六事件時の対応はない)。本書ではどちらかというと戦争後の生き方に重点が置かれている印象で、もちろん戦争中の作戦の話などが出づらいせいもあろうが、表題で期待した内容とは異なっていた。参謀は陸大出身のエリートであり、瀬島隆三のようにその能力により戦後も成功するものが出るのは当然な面がある。その点最後に取り上げた八原博通のような例があるのは著者の問題意識の表れとも言えるが。2022/11/06

kawa

32
太平洋戦争の中で活躍した参謀7名の主として戦後の活躍を追う。経済参謀の経験を活かしてエチオピア皇帝の顧問となった池田純久氏、沖縄戦の戦略を立案、その言動によって「汚名」を着せられたという八原博通氏の平凡な戦後が興味深い。2022/08/15

紙狸

22
2022年7月刊行。筆者は1981年生まれの全国紙記者。日本陸軍の7人の参謀をとりあげ、戦前、戦中、戦後の軌跡を辿る。個人的には、沖縄戦で現地、第32軍の高級参謀を務めた八原博通に関心があり、読んだ。映画「沖縄決戦」では仲代達矢が演じていた。八原は戦後、故郷米子で妻と反物の行商をして生計を立てた。読売新聞の連載「天皇の世紀」の取材には応じ、同社から回想録を出した。ひっそりと暮らし、証言は残す。これも一つの生き方か、との思いがする。戦後の経済界、政界に入った他の元参謀達とは対照的だ。2022/12/21

モーモー

15
軍人としての石原莞爾、戦後伊藤忠商事会長になた瀬島龍三等有名人を含めた昭和時代の参謀の面々。一人では変えられないのは確かだが、敗戦へ続く道の中でもがき苦しんだ面子である2023/07/13

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