出版社内容情報
はっとり ひろき[ハットリ ヒロキ]
著・文・その他
内容説明
おとうさんのあしのうえにのり、うでをひろげたたろうくん。すると、めのまえはひこうじょうへとかわっていき、つぎのしゅんかん、たろうくんは、そらをとんでいたのです!対象年齢3~4歳から。
著者等紹介
はっとりひろき[ハットリヒロキ]
1978年岐阜県生まれ。高校卒業後、建設機械及びフォークリフトの整備士として勤める傍ら、絵本作家を目指す。2016年よりメリーゴーランドの絵本塾に通う。2018年、第39回講談社絵本新人賞受賞作『いっぺんやってみたかってん』でデビュー。同作で第11回MOE絵本屋さん大賞新人賞3位入賞。「りっぱなひよこ りっぱなにわとり」(『ひよこがほしいもの』(仏教伝道協会)に改題)で第3回こころの絵本大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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こーた
159
Eテレ「おかあさんといっしょ」に「あ・そ・ぎゅ〜」と云うコーナーがあって、乗り物や動物園に見立てて親が子を持ち上げたり振り回したり、組体操みたいなことをやって親子で戯れるのだが、そのなかにこの〈ひこうき〉もあって、稀にやってやると喜ぶ。子どもはときどき、突拍子もないことを口走ったりするから(子どもとはそういう生き物だ。ときにはおとなも、ではあるが)、ひょっとすると彼もこの絵本みたいに空を飛ぶ空想をしているのかもしれない。子どもが空を見上げるようになったのは一歳半をすぎた頃だったか。家の上空はいつの頃から⇒2024/02/23
anne@灯れ松明の火
22
本屋さんの原画展で、本を読みながら、原画を鑑賞。色鮮やかなガッシュで、丁寧に描かれた絵。アングルの変化や背景の遊び心が楽しい。どの場面にも出てくる鳥を探すのも楽しい♪ 昨年、コロナで中止になった図書館の講演会が、来月行われる。楽しみ~!2022/09/12
anne@灯れ松明の火
19
少し変わったタイトルだと思っていたが、読み始めて納得。たろうくんの願いは「飛行機に乗りたい」のではなく、「飛行機みたいに飛んでみたい」だから。その願いは、仰向けに寝転んだお父さんに抱き上げられる”飛行機ごっこ”で叶えられた。そして、その上……。現実から、空想の世界への移行がとても自然。飛行機「たろうごう」の冒険、ユーモアも満点で、楽しい。後半の展開は、アングルの変化、効果的な擬音も手伝って、ドキドキ。最後は、安心の着地。絵本をきっかけに親子のスキンシップも楽しんでほしい。 #NetGalleyJP2022/06/21
ヒラP@ehon.gohon
17
子どもを持ち上げてヒコーキぶんぶん、父にしてもらったこと、子どもにしたことがかすかに思い出されます。 された時もした時も、この絵本のようには空想できなかったし、そこまで想像力もなかっただろうと思うと、この絵本は父親のスキンシップへの懐古なのでしょう。 単純なごっこ遊びですが、何世代につながる、父親の愛情表現として存在感のある絵本です。2023/10/23
anne@灯れ松明の火
17
講演会で、作家さんの読み聞かせ。父と子のスキンシップがいい。豪快な展開も楽しい。オチには、みんなもクスッ。2022/10/30