稲むらの火の男 浜口儀兵衛

個数:
電子版価格
¥1,265
  • 電子版あり

稲むらの火の男 浜口儀兵衛

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月28日 03時13分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065280034
  • NDC分類 K289
  • Cコード C8021

出版社内容情報

【小学上級から】
◯国語の教科書で取り上げられた「稲むらの火」。その史実を描いた「安政南海地震津波の図」をカラー口絵で紹介!
◯浜口儀兵衛が生きた時代、日本では何が起きていたのか。彼の生涯を物語で楽しみながら、巻末の年表で幕末から明治の初めの歴史も学べます。

小学5年生の国語の教科書(光村図書出版)の『百年後のふるさとを守る』で紹介された、稲むらの火のエピソードをごぞんじですか? 安政元年(1854年)に起きた大地震、それによる津波から村人たちを救うために稲むらに火を放ち、大勢の命を高台へと誘導したのが浜口儀兵衛(後に浜口梧陵と名乗る)という人物です。
授業で教わるような幕末の偉人でありながら、稲むらの火のエピソード以外、浜口儀兵衛について学習する機会はほとんどありません。この本では、現在も続いているヤマサ醤油の跡とりとして生まれながら、丁稚奉公からスタートし、経営者となってからも勝海舟や佐久間象山といった幕末の知識人たちからとの交流を深め、世界の中で日本がどのような位置づけにあるのかを学んで、村人たちに教育の場をつくろうとした姿をいきいきと描きました。そうした意欲にあふれた人物だったからこそ、稲むらの火のときのことを教訓に、百年後のふるさとを守ろうと、当時としてはとてつもない規模の防波堤を築くことができたのでしょう。
これは知られざる幕末の偉人、浜口儀兵衛について物語のかたちで、すいすい読める読み物です。
稲むらの火の舞台となった安政南海地震津波が描かれた図をカラー口絵で紹介するとともに、浜口儀兵衛が生きた時代に何が起きたのか、巻末に年表をつけました。幕末から明治の初めにかけての歴史も学べてしまう一冊です。

内容説明

小5の国語の教科書(光村図書出版)に『百年後のふるさとを守る』というお話が掲載されました。主人公は、安政元年(1854年)に起きた巨大地震による津波から村人たちを救うため、稲むらに火を放って人々を高台へと導いた浜口儀兵衛です。現在もつづくヤマサ醤油のあとつぎとして育った儀兵衛は、幕末の知識人と交友を深め、ずっと先の未来まで故郷を津波から守ろうと大規模な堤防を築いたほか、医学、教育の発展にも力を尽くしました。知られざる幕末の偉人の一生を、物語のかたちで、わかりやすく伝えます。幕末の偉人の生き方から学ぶ「災害にそなえる」ということ。

目次

序章 ある日、突然!
第1章 修業時代
第2章 七代目「儀兵衛」
第3章 安政南海地震
第4章 百世の安堵
第5章 梧陵
終章 ア・リビング・ゴッド

著者等紹介

中島望[ナカシマノゾム]
和歌山市の生まれ。『Kの流儀』で第10回メフィスト賞を受賞。現在、ある進学塾で国語の先生をしている。かつては、空手家の高校生が学校を支配する不良グループと戦う話や、宇宙クジラを捕りにいく宇宙捕鯨船の話、怖い話ばかり集めた短編集など、現実にはありえない物語ばかり書いていたが、今回、浜口儀兵衛という実在した人物を小、中学生に知ってもらいたくて、この本を執筆した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

読書国の仮住まい

5
濱口儀兵衛(梧陵)といえば、まさしく表紙に描かれている稲むらに火をつけて、人々を津波から避難させたエピソードが有名。 今も続くヤマサ醤油の七代目当主として事業を拡大。 安政南海地震発生時35歳。 この後『百世の安堵』足りうる堤防づくりを進めるが、これを全て自費で賄う。 さらに潮浸しとなった水田の上に作ることは、年貢を免れる目的も果たす。 幕末に広がったコレラの時も医療のため私財を投じ、勝海舟にも援助。 最期は念願だった渡米を果たしニューヨークで歿。 小泉八雲が名付けたア・リビング・ゴッドも大袈裟ではない。2024/08/22

kaharada

3
私財を、和歌山広村の堤防工事のために使って、百世の安堵を実現した人。津波の被害にあった田んぼの年貢を納めなければならず困ってる人に、田んぼを潰してそこに堤防建てるって発想するとか眼から鱗でした。藩を当てにせず、被災直後の雇用を生み出し、私財を使って復帰にあて、百世の安堵を考えて行動する。すごい人格者だ。最後にアメリカ行けてよかった。 小泉八雲も絡んでるのがへぇーポイント。2023/12/24

こけこ

3
実話に基づいているので、老若男女に読んで欲しいと思う。津波の恐ろしさや浜口儀兵衛さんの機転など、語り継いでいかなければならない。2023/04/07

エビ

2
ただ稲に火をつけただけの人だと思っていたが、それ以外にも面白い話を持っている人と分かりびっくりした。読んでいる内に、稲むらの火ではなくて他のエピソードで有名になっていてもおかしくなかったのでは?むしろなんで他の話で有名にならなかった??って疑問が強くなったw勝海舟とか関寛斎との繋がりがあるのびっくりしたし、醤油会社がつい最近のコロナに関わっていたのもびっくりした。2024/10/27

keycoba

0
☆☆☆☆★2022/09/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19681756
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品