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出版社内容情報
ヴァイキング達が跋扈する11世紀北欧を舞台にトルフィンが本当の戦士を目指す物語。父親の仇を討つために過ごした幼少期、奴隷として農場で過ごした青年期を経てトルフィンはヴィンランドへの渡航を本格的に模索するようになる。北海最強の武力集団・ヨーム戦士団の居城・ヨムスボルグを中心にバルト海が戦火に包まれたヨーム継承戦争にまきこまれたトルフィンだが、辛くも戦争を生き抜いた。東ローマ帝国への交易で莫大な資金を調達したトルフィン達一行はアイスランドに帰郷。故郷のアイスランドで結婚式を挙げたトルフィンとグズリーズはヴィンランド移住計画の賛同者を募る。そしてついに約束の地・ヴィンランドへと出港した! まずは、レイフの故郷・グリーンランドでさらなる移住希望者を募り、補給を完了。ヨーロッパの最西端から世界の果てを目指して海を越えた! かつてレイフが住んだ小屋を見つけたトルフィンは、そこで石の矢じりのついた矢を見つける。そこはトルフィンの目指した「まだ誰のものでもない土地」ではなかった。さらなる南下を果たし理想の条件の土地に「アルネイズの村」と名をつけて開拓を進めたトルフィン達。一冬越せば収穫が見込める。だが、そこにも「現地の人々」がやってきた。いよいよ、トルフィンの人生そのものが問われ、試される時が来た!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
六点
109
小さな島に見えるが、プリンスエドワード島は愛媛県と同じくらいの面積がある。特に意味のないトリビアである。前巻に続き原住民との接触、開拓団内に於ける不協和音と、不安の種は汲めども尽きぬ有様。しかも族長の未来視は北米における戦争の未来を見てしまう。それをやらかすのはカナダでは無く米国なのだがな。ヒルドとの和解が成し遂げられても、次巻でもまた、綱渡りの運営が続くのであろうなと、単行本派は思う事であったことだよ。2022/05/23
ムッネニーク
89
37冊目『ヴィンランド・サガ 26』(幸村誠 著、2022年5月、講談社) トルフィン達のヴィンランド開拓は順調に進む。…が、今の状況はなにやら嵐の前の静けさのようにも感じる。初期とは随分と絵柄が変わったなと、今巻を読んで改めて思った。絵柄は可愛らしくなり、表現も柔らかくなった。物語のトーンに合わせているのかも知れないが、少々緊張感に欠ける。 「トルフィン 私はお前を赦すよ」2022/06/02
眠る山猫屋
79
トルフィンを誤解し続けているイーヴァルたちがちょっぴり憐れ。実力を知ったら凹むだろうなぁ。ウーヌゥ人(原住民)たちとのコンタクトは出だし良好だが、不穏な未来を垣間見る人々もいて、ちょっと不穏なフラグが立つ。落ち着いた時間が流れていくようで、暖かい気持ちになれる巻だった。ヨーム騎士団の残党だったヴァイキングたちのエピソードや、とうとうやって来たヒルドの旅の終わりにジワリ。カリル良い仕事したなぁ。どんな大人になっていくのだろう。ヒルドもまた、変わった、そしてこれからどんな変化が彼女に訪れるのだろう・・・。2022/05/26
Die-Go
69
暴力を捨てたトルフィンにとって、ヒルドの赦しはなにものにも替えがたい価値ある戦士としての証明だっただろう。映える戦闘シーンがなくてもこの物語は読ませるものがある。 ギョロが地味に役に立ちそうな気配。★★★★☆2022/05/24
こも 旧柏バカ一代
60
トゥルフィンがついにヒルドに赦された。良かった、、そして、先住民の師匠が見たのは独立戦争かな?それと最後のは終末か?そうなると終末戦にヴァルハラの連中は参加出来たのだろうか?それともあの爆発の後に蘇ったのだろうか?それってゾンビだよな、、トゥルフィンは平和に暮らす気なのに途中で合流して来た連中は血の気が多い。大人と子供の言い争いのレベルが一緒なのが何とも、、それに土地への執着も凄いよな。。その辺りで軋轢が生まれて刃傷沙汰になりそうな予感。ギョロは先住民の娘と上手くやりそうで楽しみかな?2022/05/23
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