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出版社内容情報
『臨死!! 江古田ちゃん』『モトカレマニア』の瀧波ユカリが放つ、令和の世の中サヴァイブストーリー!
この世界で「痛みのない人間関係」なんて築けるのか――?
鍵をかけたSNS=鍵垢でしか本音を吐露できない主人公・みなみ。”星屑男子”(顔のいいクズ)に雑に扱われたり、街中で人にわざとぶつかられたり、「女」の役割を押し付けられたり……この世界って何なの? と思いながら、SNSの鍵垢に本音を投稿する日々。そんな彼女の前に一人の年上男性――”フェミおじさん”が現れる!
<収録タイトル>
第1話/大丈夫ですか?
第2話/「女の敵は女」って言われすぎ問題
第3話/友以外に寄りかかれるもの
第4話/私たちが「よくあること」なんて思ってしまうこんな世の中
第5話/呼吸して整えよう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
46
【思ったことは吐き出したいけど、知らん人にジャッジされたくない!】令和のサバイバルストーリー! 鍵垢でしか本音を吐露できない、みなみ。”星屑男子”に雑な対応をされ、「女」の役割を押し付けられて――。そんな彼女の前に現れたのが、フェミおじさん。みなみが街中を歩いていた時、若い男がわざとぶつかってきて倒れてしまう。痛みより“黒い悪意”に気が沈んでいる時、手を差し伸べてくれたのは、おじさんだった。それも、「立てそうですか?」と、巨大魚を持つ謎のポーズで。実はこれ、近寄りつつも、「自分からは触りません」の意。 ⇒2022/07/09
さくりや
32
みなみと由仁、女子2人のぼやき呟きがあるあるすぎて笑ってしまった。クズはクズでも星屑……なるほど、クズ男にひっかかる女が一定数いる理由が分かりました笑。恋愛不要で凝り固まったジェンダー差別に辟易している私はかなり由仁よりの考えだけれど、みなみみたいな何でも話せる友達なんていないのでいまいち共感までは至らず。フェミおじさんは実在しないと思うし、実在したらきもいしうざいだけでしょ笑「「男の嫉妬」って女の性欲と同じくらい「ほとんどない」ことにされてんなあ」。それな。ちんけなプライド、速攻で捨てるべし2022/10/13
aof
11
面白そうだけど、江古田ちゃんハマらなかったしなぁと思って避けてた本。読んでみたら、思ったより面白かった。 でも、このフェミおじさんが素敵に見えるのって(いやほんとこのおじさん良いんだけど)ある意味終わってるなと思った。普通に常識的に関わってくれてるだけなのに、めちゃ素敵に見えるのは、社会が終わってるからに思える。しかも、フェミおじさんだとちょっとファンタジーだけど、こういう気遣いのできる女性はそこら中にいて現実的なのもなんかもうと思う。(漫画は面白かったの、ほんと。でもこの内容はもやもやを語りたくなるな)2022/12/12
駒場
10
フェミおじさんってなに?新しい概念?と思い読み始めたが、私自身が完全に親友側の人間(恋愛不要、友情の優先度が低い友だちに蔑ろにされる)なので主人公(クズ男を優先して女友達を雑に扱う)のやることなすことに「お前ーーー!」になってしまい集中できなかった……いやぶつかり男問題とか、加害性に気付かない奴にぐいぐい来られて性犯罪ニアミスみたいな話はフェミニズムの範疇だとは思うけども……2022/08/09
まる
9
Twitterでよく見かけていたのと、漫画アプリで数話読んで気になったので購入しました。無痛恋愛とありますが恋愛よりジェンダーに重点をおいた漫画で、女性だけでなく男性の話でもあります。女性誌連載なので女性目線が多いかな。登場人物みんなそこら辺にいそうで、差別し差別されるというところまで現実的。親近感わくなか、フェミおじさんたけは絶対いないだろというくらいフェミです(笑)2022/09/24