出版社内容情報
能町 みね子[ノウマチ ミネコ]
著・文・その他
サムソン 高橋[サムソン タカハシ]
写真
目次
猫飼う紀元前2年頃に書いた、猫についての文―まえがきに代えて
猫などのつまらない題材について
猫のこと、考えすぎではないか
私の人生にはそんなに猫がコミットしていたわけではない
それは猫による
そぼ降る雨のなか、子猫に出会うことはない
猫にしか埋められない心の穴をにゅっと肉球でふさぎ
世界が私に猫を飼わせようとしている
私みたいな者に飼われて猫は幸せなんだろうか
猫の中に猫がいますよ
猫ハイかつネコニティブルー
世界一かわいい猫がたまたま私のところに来たんですよ
人はかわいい猫を前にすると語彙の9割と知性を奪われる
なんなの。猫が来るだけでこんなに楽しいの?
すべて猫のせいだ
猫なんてひょいひょいです
私の愛とはつまり猫のためにあるものであった
猫エッセイの人たちってみんなどうしてるの?
ウチの猫について書くことがもう何もない
おまけ 猫と避暑の両立
猫とみね子 サムソン高橋
著者等紹介
能町みね子[ノウマチミネコ]
文筆家・自称漫画家
サムソン高橋[サムソンタカハシ]
ゲイライター。雑誌「SAMSON」編集者・ライターとして勤務後、フリーに。能町みね子の夫(仮)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
団長
34
能町さんの猫エッセイ。面白いです。この本は能町さんが猫と出会う前から一緒に暮らし始めてしばらくまでを書いています。すっごくわかる!自分が猫を飼う前、暮らし始めの猫あるあるが詰まってます。例えば名前を付けたけど、どんどん愛称が増えていくとか。ウチならハルだけど、ハルちゃん、ハル坊、ハルチャンチン、ハルったれ、ハルスケ、おハルなど。あと能町さんは世界で1番可愛い猫と言ってたけど、悔しいけど可愛かった。そしてこれも猫あるあるだけど…『 でもウチの子の方が可愛いな!』って事です。これはみんな思う事だろうね。2023/11/03
愛玉子
33
初めてのお猫様を迎えて骨抜きの能町さん、文章がもうめちゃくちゃです。「私は、産んだ!この子を!」いや待って産んでないってば、ちょっと落ち着こうか。テンション高すぎ語彙もおかしい、エッセイとしていかがなものかと心配になりますが、私もウチの犬を撫でながら「いぬかわいいの歌」(自作)を歌ってしまうので気持ちはよくわかります。夫(仮)のサムソン高橋さんの冷静な後書きが良いですね、すっかり妖怪猫ババアと化したみね子さんをもっと書いてほしいくらい。読み終えて、題名の疑問に対する答えはきっと「幸せ」。いやまぁ多分、ね。2022/05/29
山口透析鉄
31
市の図書館本より。青森の方より縁あって猫(小町という名前)を引き取る話です。必要なものを揃えてしつけをしたり、脱走しないようにあれこれ工夫したり、いかにもです。 青森に避暑で行く、と新幹線で移動する顛末なども出てきます。エッセイ集としては普通に面白いです。2024/12/27
ベル@bell-zou
29
"人はかわいい猫を前にすると語彙の9割と知性を失う"。ほんとそれ。猫を飼う紀元前後の能町さんの言動は心当たりあり過ぎて笑えたり笑えなかったり。猫グッズが全く好きではないのも本来の名前から呼び方にバリエーションが増えるのも分かるなぁ。ただ、猫の"ママ"とか"おかあさん"て意識は無いから言うのも呼ばれるのも私は好きじゃない。飼い主なのに時折ふと猫に守られてるような不思議な気持ちになるせいもあるかも。多々話が逸れ閉口しつつも楽しく読めた。最後に一言。自分ちの猫が一番かわいいのは能町さんだけじゃないですよ~。2022/08/21
katoyann
25
飼い猫に関するエッセイ。飼い猫の可愛さをアピールしている。フォトエッセイであり、写真を見ると確かに可愛い。過保護な親のようである、と自らを評したり、「毒親」と評したり、相変わらずユニークな文章である。135頁目に「我にかえります」とあるように、文字通りの「猫っ可愛がり」ぶりを表現している。飼い猫は世界一美しい、と言って憚らない。確かにかわいい猫だけど、北川景子と呼んでるなんて!2022/04/23
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