講談社文庫<br> 哲学人生問答

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講談社文庫
哲学人生問答

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  • サイズ 文庫判/ページ数 192p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065276181
  • NDC分類 104
  • Cコード C0195

出版社内容情報

「嫌いな人との付き合いが避けられません」「自分だけが労力を提供するのは損です」「自分が好きではなく、自信もあ
りません」そんな人はどうすればいいのか。
人生について切実な41の質問に、心理学にも通じた哲学者が明確な答えを出す。
よく生き、幸福になるための示唆が今を生きるすべての人に響く、導きの書。

「給料とやりがい、どちらで仕事を選べば幸福になれますか」
「自分が比べなくても、人から比べられてしまいます」
「不満を糧に生きています。間違っていますか」
「危機感や焦燥感がないとモチベーションが保てません」
「自殺したい人、闘病中の人に対して何ができるでしょうか」
「自分の人生を生きることと、他者貢献の割合がわかりません」

高校生と哲学者の本気の人生問答が、老若男女の胸を打つ。

内容説明

「嫌いな人との付き合いが避けられません」「自分だけが労力を提供するのは損です」「自分が好きではなく、自信もありません」そんな人はどうすればいいのか。人生について切実な41の質問に、心理学にも通じた哲学者が明確な答えを出す。よく生き、幸福になるための示唆が今を生きるすべての人に響く、導きの書。

目次

第1部 「よく生きる」ということ(「ただ生きる」のではなく「よく生きる」;「成功」と「幸福」は別もの;幸福は質的なもの、成功は量的なもの;幸福はオリジナルなもの、成功は一般的なもの;どうしたら幸福になれるか ほか)
第2部 自立するための三つの条件(決めなければならないことを自分で決められる;他者から立たされてはいけない;自分の価値を自分で決められる;敵がいるのは自由に生きている証;他者の評価は正しいとは限らない ほか)

著者等紹介

岸見一郎[キシミイチロウ]
1956年京都府生まれ。哲学者。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋哲学史専攻)。哲学と並行してアドラー心理学を研究。哲学と心理学の両面から、幸福な人生への独自のアプローチを提唱し、幅広い支持を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Tomomi Yazaki

12
著者は周りに流された学生時代を悔やみ、その経験を糧として本書を執筆。哲学とは。禅問答とは。それを頭に置き読みました。幸福とは?それは相対的なものか。夏に冬の寒さを、冬に夏の暑さを求むことか?ここでの悩みは、誰もが若いころに経験したことばかり。今思えば大したことはない。だからでしょうか。著者の説く答えが素直に理解できます。勉強がつらい?それは勉強に向かう姿勢が間違っているから。勉強が好きならば寝食を忘れて続けてしまう。哲学の元々の意味は愛知。知を愛し、知を探求する。なんだか肩の力が、スッと抜けました。2025/09/18

西

12
損得ではなく、評価があがることを求めることでもなく、貢献できていると喜ぶこと。何で自分が損して、何もしていないあの人が得するのだという思考から脱却することはなかなか難しい。高校生の頃の自分はどれだけ考えられていたのだろう2022/06/26

二人娘の父

7
正直、読むのツラカッタです…。問答とは言うが、一方通行な話で、質問した高校生は納得したのか?と余計なお世話。2022/12/31

チワ

6
高校生たちと著者の一問一答の形式で、人生を生きる上での大切な考え方を学べる一冊。 他者の問題を自己と切り離し、それでも関わろうとする際のやり方について、「手続きを踏む」という表現がなされていた。印象的だった。2025/07/21

whitespring

4
十代の若者が悩むことを上手く導いてくれる。著者は、真摯に面倒くさがらずに答えてくれる。2024/08/15

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