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出版社内容情報
魚豊[ウオト]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ムッネニーク
67
22冊目『ひゃくえむ。新装版 下』(魚豊 著、2022年3月、講談社) 狂気と情熱の100m走物語、ここに完結。 相変わらず鈍重な印象を受けるストーリーテリングではあるが、一つ一つの言葉が生み出す熱量と重量が凄まじい。 著者の連載デビュー作なだけあって、若さと気概と覚悟が物語から伝わってきた。 マガジン新人漫画賞入選作品『佳作』も同時収録。時間に余裕があったためか、こちらの作品の方が線が綺麗。 16000字を超える、著者のロングインタビューも掲載されている。 「走るのが、 好きだー。」 2022/04/03
Y2K☮
27
結局は己のため。でも自分以外の誰かがいるから走れるのも本当。真理は矛盾を含むが故に誰もが到達できるわけではない真理たり得る。真剣勝負をしている者は戦いを「楽しい」なんて安易に口にしない(終わった後なら言えるだろうが純度は多分落ちている)。刹那の感慨を噛み締めるのみ。だからこそ切り取られた一瞬が永遠になる。好きだからやりたいし勝ちたい。人生を引っくり返したい人は読んだ方がいい。読まなくてもいいけど読んだ方がいい。全身をゾクゾクさせ、ガチな意欲喚起を促す入魂作は量産されにくい。出会えた「今」に心から感謝する。2022/05/13
たまきら
25
下巻は名言だらけ。「ちっぽけな細胞の寄せ集め1人 人生なんてくれてやれ」自分の生き方まんまです。究極の実存主義を見せられた「100m」でした。自分もトガシと同じ先行逃げ切り型。フィラデルフィアのフランクリンフィールドでの準決勝ー隣を走っていたフロリダの選手の美しいしなやかな筋肉がゆらりゆらりとのびて、私を追い抜いていったのをまだ夢に見る。現在日本人男子の最速記録は山縣さんの9.95。女子は福島さんの11.21。世界記録はボルトの9.58、ジョイナーの10.49。人間の戦いはつづく。2026/09/23
nbhd
18
読みごたえバツグンで、めちゃくちゃおもしろかった。だって、「全力疾走る」と書いて「はしってる」と読むんだもん。アツい!陸上マンガっていうか、もう人生マンガだなぁ。調子のいいときに読めば元気になるけど、悪いときに読んだら、ちょっと死にたくなるかもしれないくらいの劇薬マンガだった。2022/06/09
結城綾
13
『たいていの問題(こと)は、100mだけ誰よりも速ければ全部解決する』今一番私の中で熱を帯びている漫画。ピンポン、ガッシュ、イナイレが好きな人には自信を持って薦められる。冷笑の時代に必要なのは、熱い心を持った意思なのだ。2026/02/08




